*07:50JST NYの視点:FRB高官、ピーク金利で当面維持必要との見解で一致、追加利上げを巡る見解は相違 連邦準備制度理事会(FRB)高官は、インフレ制御において勝利宣言はしていないが、金利がすでにピークか、近づいたとの見解で一致している。FRBが公表した9月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、追加利上げを巡り見解が分かれているようだが、インフレを目標値に戻すためにはピーク金利で当面維持する必要があり、両サイドのリスクが存在する中、慎重に政策を進めていく必要があるとの見解で一致したことが明らかになった。タカ派として知られるウォラー理事もインフレの改善を歓迎。利上げ休止も示唆した。

米9月生産者物価指数(PPI)はガソリンや食品価格の上昇で伸びが予想を上回った。FRBが特に注視している食品とエネルギーを除いた9月消費者物価指数(CPI)のコア指数の市場予想は前年比で8月の+4.3%から+4.2%に伸びの鈍化基調が継続する見通し。

CPIが予想通りの結果となった場合、利上げ終了観測を強め、ドル売り圧力となる可能性がある。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:FRB高官、ピーク金利で当面維持必要との見解で一致、追加利上げを巡る見解は相違