*07:42JST NYの視点:米9月中小企業楽観指数は悪化、経済や信用見通しに悲観的 全米独立企業連盟(NFIB)の調査によると、中小企業楽観指数は90.8と、4カ月ぶりの低水準となった。経済や与信見通しの悪化が影響した。中小企業主の調査回答者43%が今後6カ月間で状況が悪化すると見ている。5月来で最高水準となる。また、3カ月前に比べて融資を得るのが困難となったとの回答は純8%増と、増加率はシリコンバレー銀が破綻した3月来で最大を記録。

●ビジネス状況
今後6カ月間で状況が悪化:43%
3カ月前に比べ融資を得るのが困難となった:8%増、3月来で最大の増加

米アトランタ連銀のボスティック総裁は政策当局の中でも唯一、金融政策が十分に景気抑制水準に達したと宣言。経済は明らかに減速しており、利上げの多くはまだ反映していないと指摘した。景気や信用ひっ迫などを警戒しこれ以上の追加利上げが必要ないとの見解を表明している。米9月中小企業楽観指数は同総裁の考えを正当化する。ドルの上昇の勢いも減速していく可能性ある。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:米9月中小企業楽観指数は悪化、経済や信用見通しに悲観的