*07:40JST NYの視点:米8月小売売上高はガソリン価格の上昇が押し上げ、中銀の金利ピーク観測も 米8月小売売上高は前月比+0.6%と、伸びは7月+0.7%から鈍化したものの予想を上回った。ガソリン価格の上昇でガソリンスタンドでの売り上げが+5.2%と過去1年で最大の伸びとなり、全体指数を押し上げた。同時に裁量支出が抑制された。7月、6月分は下方修正された。国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車・建材などを除いたコア小売りのコントロールグループは前月比+0.1%と、7月の+1.0%から鈍化も予想外に5か月連続プラスと、7-9月期GDP成長のプラスに寄与する。

アトランタ連銀の7-9月期GDP成長見通しは従来の5.6%から4.9%へ下方修正された。実質個人支出の伸びが4%から3.5%、民間国内投資の伸び11.7%から10.6%、政府支出の伸び2.3%から1.9%へ下方修正された。

欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で10会合連続の利上げに踏み切ったが同時に、一部メンバーが利上げ休止を支持、さらに成長見通しを引き下げており、中銀のピーク金利の思惑が強まりつつある。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:米8月小売売上高はガソリン価格の上昇が押し上げ、中銀の金利ピーク観測も