*17:38JST トルコリラ円今週の予想(6月26日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『戻り売りが継続しそうだ』と述べています。

続けて、『トルコ中銀が利上げしたものの利上げ幅が限定的で市場からは失望された。トルコ中央銀行は22日、政策金利を8.50%から6.5%引き上げて15.0%とした。エルドアン大統領が強く求めていた低金利政策からの転換となる。今回は、エルドアン氏の大統領選勝利後に任命されたエルカン新総裁にとって最初の政策決定会合。利上げは2021年初め以来となる』と伝えています。

また、『中銀は、利上げは「できるだけ早期にディスインフレの軌道を確立しインフレ期待を安定させ、価格決定行動の悪化を制御するため」と説明。「インフレ見通しの大幅な改善が達成されるまで、適切なタイミングで緩やかに、金融引き締めが一段と強化される見通しだ」と表明した』とし、『ただ、市場では20%以上の利上げが予想されていたため、小幅な利上げを受けてトルコリラは対ドルで最安値に下落した。対円でも最安値を更新し5.48円の安値をつけた』と解説しています。

次に、『トルコは20日、今年2回目の最低賃金引き上げた。消費者の購買意欲刺激が期待されるものの、政府がインフレ率押し下げを目指す中の賃上げはインフレを高める可能性がある。トルコ中銀は追加利上げを考えることになりそうだ』と示唆しています。

また、『トルコ政府は、経済政策チームを率いるユルマズ副大統領とシムシェキ財務相のアラブ首長国連邦(UAE)訪問後に、UAEやサウジアラビアなどペルシャ湾岸諸国からエネルギーと防衛の分野で新たな投資が行われると期待している』とし、『トルコ政府によると、ユルマズ氏とシムシェキ氏はUAE側の閣僚と「経済協力の機会」を話し合うとともに、UAEのムハンマド大統領と会談する予定。トルコは2021年以降、UAEやサウジとの関係修復に向けた取り組みを開始し、それ以降湾岸諸国からの投資案件や資金提供が、経済・通貨危機の悪影響を和らげる上で役立ってきた。サウジとUAEから何らかの直接投資があれば、リラは下げ止まるかもしれない』と考察しています。

こうしたことから、トルコリラ円の今週のレンジについては、『5.50円~6.50円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の6月26日付「トルコリラ円今週の予想(6月26日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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情報提供元: FISCO
記事名:「 トルコリラ円今週の予想(6月26日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)