皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY原油についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『NY原油が下落基調を強めている』と述べています。

続けて、『石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は5日に開催した閣僚級会合で、最近の原油価格の下落を背景に10月に日量10万バレルの減産に踏み切ることで合意した』と伝えています。

一方で、『中国での新型コロナウイルスの感染再拡大を背景にエネルギー需要の先行きにも警戒感が広がった。大消費国である中国では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、8月下旬以来70都市以上が完全または部分的なロックダウン(都市封鎖)余儀なくされ、3億人以上の住民が影響を受けている。景気はさらに悪化する恐れがある』と言及、『中国の税関総署が7日発表した8月の原油輸入量は、前月比8.1%増の4035万4000トンと前月からは増加したが、前年比は9.4%減少した。また、全体の8月のドル建て貿易収支は793.9億ドルの黒字で、前年比7.1%増。市場予想の927億ドル、12.8%増をそれぞれ下回った』と解説しています。

また、『米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレを終息させるために大幅な利上げを行うとの見方からドルが対ユーロで上昇し、ドル建て原油に割高感が強まったことも売り要因となった。「OPECプラス」による減産決定を受けた相場上昇がストップした。世界的な景気減速に伴うエネルギー需要の先行き警戒感から売り込まれ、節目の85ドルを下回った』と伝えています。

さらに、『夏も終わり、北米でのガソリン需要のピークは過ぎた。例年、夏の終わりから9月下旬頃までは暖房油需要も増えないため、石油製品需要が一服するため、原油相場も動意つきにくいだろう』と示唆しています。

こうしたことから、陳さんは、『NY原油は80ドルの大台割れになる可能性が高いだろう』と考察しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月8日付「NY原油は80ドル割れへ」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY原油は80ドル割れへ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)