皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、プラチナについてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『プラチナの800ドル台は割安感強い』と述べています。

続けて、『NYプラチナが節目の900ドルを大きく下回り、840ドル台まで下落した。CFTC建玉を見ると、ファンドは8週間ぶりに売り越しに転じている。米連邦準備制度理事会(FRB)は6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75ポイントの利上げを決定したが、7月のFOMCでも0.75ポイントの利上げが予想されている。FRBによる急速な金融引き締めで米国がリセッション(景気後退)に陥る可能性があるとの見方が強まって、産業用貴金属であるプラチナには売りが強まった』と伝えています。

また、『ドル高もドル建て貴金属の押し下げ要因になった。3連休明け5日は、6月ユーロ圏製造業購買担当社景況指数(PMI)確報値が、総合で1年4カ月ぶりの水準に低下した。これを受けて、ユーロ対ドルが急落したため、ドル建て貴金属は割高感から売りが膨らんだ』と解説しています。

さらに、『中国の上海市では5日、市内全16区のうち9区で新型コロナウイルスの大規模検査を始めた。過去2日間で複数の感染者が見つかったことを受けたもので、中国の金融ハブである同市が「ゼロコロナ政策」追求の中で再度ロックダウン(都市封鎖)に入るとの懸念が強まっている。このため、中国景気の減速が懸念され、プラチナ需要の減少も懸念された』と述べています。

陳さんは、『プラチナの採算コストを大幅に下回る現状の800ドル台の水準はそう長く続くことはないだろう。最近ではパラジウムの代替品としてプラチナが使用されていることや、将来の水素エネルギー用需要が期待されることから、早晩、900~1000ドルの水準に戻るだろう。』と考察しています。


参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月7日付「プラチナの800ドル台は割安感強い」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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情報提供元: FISCO
記事名:「 プラチナの800ドル台は割安感強い サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)