2020年6月30日、韓国貿易協会の国際貿易通商研究院はTrade Focus「日本の輸出規制1年、3大規制品目の輸入動向と對日依存非敏感戦略物資の確認」を公表し、「對日依存非敏感戦略物資100品目」には特別な注意が必要と主張した。

HSコードで1,932件の非敏感戦略物資のうち、日本に年間100万ドル以上支払い、日本への輸入依存度が70%以上という条件を満たすものは100品目である。HS コード2桁で分類すると、53品目がHS84(原子炉ボイラーおよび機械および部品)、85(電気機器とその部品)、39(プラスチックと製品)に属しており、上位3品目で56.7%を占める。日本政府が2019年7月に輸出規制を見直したフッ化水素、フッ化ポリイミド、レジストの3品目も非敏感品目であり、「日本が追加の輸出規制を断行する場合、非敏感品目がその対象になる可能性が高い」と分析している。

同じ条件で「中国の對日依存非敏感戦略物資」を抽出してみよう。中国が日本に年間100万ドル以上支払い、日本への輸入依存度が70%以上で、キャッチオール規制の類に属しているのは66品目である。HSコード2桁で整理すると、11品目がHS29(有機化学品)、72(鉄鋼)に属している。一方、「日本の對中依存非敏感戦略物資」に該当するのは僅か7品目に限られる。

(株式会社フィスコ 中村孝也)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 韓国の對日依存非敏感戦略物資とは?【フィスコ世界経済・金融シナリオ分析会議】