こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

5/9付の「DailyOutlook」では、新年度の営業利益計画について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『3月期決算企業の決算発表が相次いでいる。米国を巡る通商問題によって影響を受けやすいとされる電気機器、機械では、多くの企業の新年度営業利益計画が市場予想を下回っている』と伝えています。

続けて、企業が期初に弱い計画を打ち出すことは従来の想定通りと言えるだろうとの見方を示し、『4月26日引け後の決算を受けた株価動向(7日)では、営業利益の実績が市場予想を上回って着地かつ新年度計画の市場予想に対する乖離率が1桁の下振れにとどまったソニー(6758)、日立(6501)、また実績が市場予想を下回ったが、新年度計画が市場予想と同水準であったNEC(6701)、加えて実績、新年度計画ともに市場予想を上回った新電工(6967)などの株価が上昇。一方で、新年度計画の市場予想に対する乖離率が2桁の下振れとなった村田製(6981)、コマツ(6301)、富士通(6702)などの株価は大幅下落となった』と分析しています。

さらに、『昨日8日には決算内容に関わらず軒並み下落を余儀なくされたものの、リスク回避姿勢の後退とともに好決算銘柄を中心に見直し買いが入る可能性があろう。また、足元で大きく売られた銘柄も、市場予想を下振れた会社計画が保守的で、上振れ余地が大きいといった見方が広がれば今後、物色対象となる可能性がある。9日から始まる米中閣僚級通商協議を前に米中動向に注目が集まるが、焦点は徐々に企業業績へと移っていくだろう』とまとめています。

最後にレポートでは、『主な電気機器・機械関連銘柄の株価と業績内容』を紹介しています。詳しくは5/9付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

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フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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情報提供元: FISCO
記事名:「 足元の企業決算を受けた株価動向、SMBC日興証券(花田浩菜)