こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

2/7付の「DailyOutlook」では、外国人保有比率別の株価推移について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『足元で日本株の上昇基調は継続。牽引役の1つとされるのが、外国人保有比率の高い銘柄群である。昨年安値である12月25日を起点にTOPIX500が+11.8%上昇する中、外国人保有比率上位100銘柄群は+15.1%となった一方で、下位100銘柄群は+9.5%にとどまっている』と伝えています。

続けて、昨年10月高値以降のパフォーマンスをみると、外国人保有比率の上位銘柄群がTOPIX500をアンダーパフォームしていることを挙げ、『上位銘柄群は下位銘柄群と比べて、ROEや自己資本比率、経常増益率が高い傾向にあるものの、世界景気の減速や米中問題、米金融政策などに対する警戒感から海外投資家を中心に売り込まれたと考えられる。足元では先行きに対する不透明感の後退とともに、過度な織り込みからの修正が起きていると言えよう』と分析しています。

さらに、『投資部門別売買動向(現物・先物)では、海外投資家は2018年に13.3兆円を売り越した。リーマンショックが起きた2008年で2.7兆円、チャイナショックに見舞われた2015年で3.3兆円であり、2018年は2003年以降で最大の売り越し額となっている。海外投資家のポジション調整は相当進んだと考えられ、見直し買いで資金の一部が戻ってくる可能性があろう。外国人保有比率の高い銘柄の上昇基調は続くとみている』とまとめています。

最後にレポートでは、『外国人保有比率別の株価推移』を紹介しています。詳しくは2/7付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

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フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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情報提供元: FISCO
記事名:「 外国人保有比率の高い銘柄が相場の牽引役、SMBC日興証券(花田浩菜)