こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

10/19付の「DailyOutlook」では、日経平均株価の調整局面について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『米株の急落に端を発した今回の世界的な株価調整で日本株も急落を余儀なくされた。今のところ10月15日を底に反転しているが、9月の大幅上昇を全て帳消しにする短期的な株価急落で、投資意欲を取り戻せない投資家も多いのではないだろうか』と伝えています。

続けて、しかし過去を振り返れば、直近で日経平均株価が10%を超えるような調整局面は、年に一度や二度くらいある珍しくない現象であることを挙げ、『つまり「いつか来た道」であり、今回は直近高値から未だ10%も値下がりしていないことから、調整局面と言えるほどの下落ではない。直近で日経平均株価が10%を超えるような調整局面に至った背景を振り返ると、主に米国など主要国の金融政策や為替政策、あるいは政治・経済などに因む問題が多いようだ。そうした要因をきっかけに偏ったポジションが解れたに過ぎず、CTA(商品投資顧問)などのプログラム取引が乱高下を増幅しているのだろう』と分析しています。

さらに、『しかし、いずれの場合も調整後は大きく値上がりしている。世界的な流動性の拡大は収束しつつあるも、各投資主体はリスク資産で資金運用していく状況に変わりないだろう。そのため今回の調整も市場心理が落ち着くまでの辛抱と考える』とまとめています。

最後にレポートでは、『過去5年間の調整局面』を紹介しています。詳しくは10/19付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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情報提供元: FISCO
記事名:「 いつか来た道、SMBC日興証券(花田浩菜)