こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

9/10付の「DailyOutlook」では、インバウンド関連銘柄について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『先週は、関西国際空港の閉鎖報道により、一部のインバウンド関連銘柄が大きく売られる局面があった。関空は空港別の外国人入国者数では成田に次いで2位。関連各社の影響は避けられないだろうが、例えば、今年7月の外国人観光客による百貨店の免税総売上高は売上高全体の5%強(日本百貨店協会)に過ぎず、影響は限定的に留まろう』と伝えています。

続けて、関空の代わりに他の空港を利用するなど、代替ルートがあれば訪日を決行する外国人も少なくなかろうとの見方を示し、『例えば、九州地方の売上比率が高いドラッグストアであれば、九州の空港経由で入出国する訪日客による売上への影響は軽微と言えるし、旅程を関西から九州へ変更する訪日客が増えれば、プラスの効果も考えられる』と分析しています。

さらに、『6月以降、インバウンド関連銘柄の一部は軟調に推移しているが、人民元安が一因となっているようだ。元安による直接的な悪影響というよりは、過去1、2年で大きく上昇した株価をいったん利食うための絶好の“口実”として元安が利用された面もあろう。いずれにせよ、株価下落度合いと訪日客減少の業績へのインパクトとの見合い次第では、押し目買いの好機となりえる。一時的な“ショック”局面では冷静な投資判断を心掛けたい』とまとめています。

最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介しています。詳しくは9/10付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

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フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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情報提供元: FISCO
記事名:「 自然災害の影響を受けたインバウンド関連銘柄、SMBC日興証券(花田浩菜)