りそなグループのりそな銀行【近畿財務局長(登金)第3号】は、デジタルガレージ、弁護士ドットコムと共同で、「スマートコントラクトシステム」の開発と活用に向けた実証実験を開始した。
これは、ブロックチェーン技術を活用した銀行システムの開発を行うのは狙いで、セキュリティと安定性でもっともも厳しい要件が求められる銀行業務システムにおける「スマートコントラクトシステム」の有用性や課題などを検証する実証実験を通じて、顧客利便性の向上と銀行内の契約関連業務の大幅な効率化の実現を目指している。
銀行業務のなかでも、個人向けローン業務のオペレーション(契約内容の確認や取引の執行、途上管理など)には人の手が多く必要だが、今回の実証実験を実用化することによって、各オペレーションの自動化をはかり、それに伴ってコスト削減、手続きの自動執行による業務効率など、大幅な業務改善を目指すという。
【スマートコントラクト導入のイメージ図】

今回の実証実験では、多くのブロックチェーン技術のコア技術者を抱えている、カナダのモントリオールに本社があるlockstream社が提供するブロックチェーン技術「Elements(エレメンツ)」を基盤技術として採用している。


【ニュース提供・エムトレ】




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情報提供元: FISCO
記事名:「 「スマートコントラクトシステム」の活用に向けた実証実験を開始