こんにちは、フィスコマーケットレポーター馬渕磨理子の「eワラントジャーナルの気になるレポート」です。

eワラントジャーナルのコラムで「下落相場に備えた投資戦略」について興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。

日経平均が歴史的な連騰を記録した一方で、下落を警戒する声も聞かれています。投資家の中には、新規買いや継続保有を心配している方もいらっしゃるかもしれません。同コラムによると『2000年のITバブルの崩壊、2008年のリーマンショックを考えると、そろそろ○○ショックといった最悪の事態が起きても不思議ではありません。万が一の相場の急落に備える方法として有効と考えられるのは、相場が下落した際に上昇が期待できる「プット型eワラント」を買って下落に備える保険を掛けておく』ことを述べています。

ここで「プット型eワラントの買い」とは何なのかを見ていきましょう。プット型eワラントとは、『一般にプット型eワラントの各銘柄が対象としている相場が下落する場合に価格の上昇が見込めるeワラントのことであり、「プット型eワラントの買い」は相場見通しが弱気の場合に買い付け』します。『プット型eワラントの価格は各銘柄に予め決められている権利行使価格を、対象としている相場が下回れば下回るほど価格が上昇します。ただし、満期日において相場が権利行使価格を上回っている場合は0円となりますし、満期日前は一般に相場が動かずに時間だけが経過すると価格は下落』していきます

つまり、「プット型eワラントの買い」は買付時の購入代金が最大損失となります。同コラムによると『満期日において相場が権利行使価格を下回るほど受取金が大きくなります。これは、【掛け捨ての保険】をイメージすると理解しやすいでしょう。【保険は加入者が保険料を支払い、何かあった場合には保険金を受取れる仕組みです。プット型eワラントの買い手は取引時に買付金額を支払い、相場が権利行使価格を下回れば受取金が発生】します。』と述べています。このように、プット型eワラント買いを【掛け捨ての保険】としてイメージできるのではないでしょうか。

同コラムでは、その他にも具体的な銘柄の選び方や、先物売り、信用売り、CFD、FXなど他の金融商品よりも「プット型eワラントの買い」の方が有利である理由などについても述べています。

なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の10月27日付のコラム「暴落に備える保険としての「プット型eワラント買い」」にまとめられています。

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フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子



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情報提供元: FISCO
記事名:「 暴落に備える保険~eワラントジャーナル(馬渕磨理子)