こんにちは、フィスコマーケットレポーター馬渕磨理子の「eワラントジャーナルの気になるレポート」です。

eワラントジャーナルのコラムで「10月相場」について興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。

株式市場では、北朝鮮情勢や衆院選への警戒から上値追いは慎重ながらも、先高観の強い相場展開は継続しています。同コラムによると、『今年の10月は例年のパターンですと欧州投資家が日本株を買ってくる周期に当たると考えられ、過去の欧州投資家と日本株市場の関係からすると、日本株市場は堅調に推移』すると述べています。

東京証券取引所の公開資料によると海外投資家の日本株の売買シェアは7割近くあるようです。そのため、日本株市場は海外投資家の動向次第と言えます。

一口に海外投資家といっても、米国や欧州など拠点は様々です。東京証券取引所では地域別の売買動向を公表しています。そこで地域別に見てみると、買い越し・売り越しの振れ幅が大きいのは「欧州投資家」のようです。では、欧州投資家の直近の動向はどうなっているのでしょうか?欧州投資家の影響力は大きく、『欧州投資家の動きをモデル化して日経平均の動向を予想』してみると、『8月は欧州投資家が日本株を売り越してくる周期』に当たるようです。そのため、8月の日本株相場は月間で下落することを予想されていました。実際に『9月に公表された8月の欧州投資家の売買動向を見ると、6,852億円の売り越しであり、日経平均株価は月間で278円94銭の下落となり、モデルで予想した結果』となっています。9月については『日経平均株価は710円04銭の上昇』しましたので、『欧州投資家は買い越し又は若干の売り越しだった可能性』があります。この答えは『10月20日前後に公表されるデータ』を見るとよいと同コラムでは述べています。

では、10月の日経平均株価ですが『欧州投資家の行動パターンモデルで予想』すると、10月は買い越しの周期に当たるため『日経平均株価の上昇』が期待できるかもしれないと同コラムでは述べています。

そこで、同コラムでは上昇を前提に、『急騰を予想する』場合と、『急騰は無いがジワジワ上昇していく』場合の投資戦略について詳しく述べています。

なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の10月6日付のコラム「10月の日本株は欧州勢による買い越しで堅調か?」にまとめられています。

馬渕磨理子の「気になるレポート」は各種レポートを馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子




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情報提供元: FISCO
記事名:「 10月の日本株は欧州勢による買い越しで堅調か?~eワラントジャーナル(馬渕磨理子)