こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

決算シーズンが続いていますね。先週の水曜日には任天堂<7974>が決算を発表し、シライ電子<6658>といった関連銘柄が連れ高になるなど、想定以上の高進捗がほかの銘柄にも影響を与えていました。そこで、8/3付の「Daily Outlook」では、高進捗率銘柄について考察されているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『企業の2018年3月期第1四半期(1Q)決算は8月2日時点で全体(TOPIX 採用3月期決算企業)の47.8%が発表を終えた。1Qの経常利益は前年同期比+21.9%と企業の省力化投資やハイテク産業の設備投資、製品価格の値上げなどを背景にエレクトロニクスや鉄鋼、化学などを中心に概ね良好な内容となっている。これらのセクターでは通期会社計画を上方修正する企業が散見されるが、好業績にもかかわらず計画を据え置く企業も多い。2Q決算で業績のモメンタムに変化がないことを確認したうえで計画を修正する企業も多く、こうした企業は2Q決算にかけて通期計画の上方修正期待が高まりやすいとみられる』と第1四半期決算が好調でもすぐには通期計画の上方修正がなされないと伝えています。

続けて、『企業業績は個人消費や建設投資を背景とした内需拡大、海外景気の回復を追い風に今後一段の拡大が見込まれており、企業の保守的な為替前提(6月日銀短観の大企業・製造業の2017年度対ドル想定為替レートは108.31円)も踏まえれば、今後業績の上方修正が期待できよう』と、第2四半期についても高進捗銘柄は好調が続くと予想し、上方修正が期待できると見ています。

次に、『1Q決算の通期計画に対する進捗率が高い銘柄の株価パフォーマンスをみると、7月後半~8月前半の1Q決算発表シーズンに大きく上昇し、その後も2Q決算における通期計画の上方修正期待を背景に2Q決算発表シーズン直前の10月半ばにかけて上昇が続いている』との見解を述べています。

最後にレポートでは、通期計画の上方修正が期待され、一段高が見込まれる『18.3期第1四半期決算の高進捗銘柄』を紹介しています。具体的には任天堂<7974>やコマツ<6301>、島精機<6222>など全10銘柄が挙げられていますので、詳しくは8/3付の「Daily Outlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

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フィスコリサーチレポーター 花田浩菜



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情報提供元: FISCO
記事名:「 決算発表後でも遅くない!高進捗率銘柄に注目、SMBC日興証券(花田浩菜)