フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。今日は原油市場についてレポートします。

米原油生産が減少に転じたことで先週のNY原油は大幅高となり、その後調整局面となっているようです。今後原油価格はどうなるのでしょうか?

先週末のレポートでは、『今週だけで米国のアナダルコとコノコフィリップス、ホワイティング・ペトロリアム、ヘスの4社で計7億5000万ドルの設備投資の削減が発表されました』と米石油資本の設備投資削減を伝え、『米原油生産は昨年11月のOPEC総会後から日量90万バレルほど増加しましたが、これからは、本格的な減産傾向に転じる可能性もあります』と分析しています。

アメリカでも日本と同様に企業の決算発表が本格化してきますたが、『これから本格化する米石油生産大手の4~6月決算発表では、赤字決算による設備投資の削減が数多く発表される可能性も出てきました』との見解となっています。

特に、24日に発表された米石油生産大手のアナダルコの決算は市場予想を大きく上回る赤字決算となっており、同業他社の業績も同様に芳しくない可能性はあるでしょう。そうなれば、さらなる設備投資の削減や減産につながるかもしれません。

米石油生産大手、米シェールオイル開発業者の業績と動向をしっかり押さえておきたいですね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の7月28日付「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子



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情報提供元: FISCO
記事名:「 アメリカの設備投資の削減で減産に? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)