皆様こんにちは!フィスコマーケットレポーターの三井智映子です。
今回お伝えするのはヨーロッパ3ドイツGDPです。

まずはGDPについて、おさらいからはじめましょう。GDPとは国内総生産(Gross Domestic Product)のことで、国内で1年間に新しく生みだされた生産物や財、サービスの金額の総和です。外国人による国内での生産は含まれますが自国民によって海外で生み出された財などは含みません。そのためGDPはその国の経済の力の目安によく用いられます。
多くの統計が個人消費や設備投資など、経済の一面を表す統計なのに対して、GDPは一国の経済を包括的に表す統計です。

では、なぜユーロ圏の中でドイツのGDPを重視しているかというと、ドイツがユーロ圏全体のGDPのうち約30%を占めているからです。GDPの占める割合が大きいということは、ユーロ圏全体に与える影響も大きくなります。ちなみに、EU加盟国は全てユーロを導入していると思っている人も多いですが、イギリス、デンマーク、スウェーデン、ブルガリア、ポーランド、ルーマニア、チェコ、ハンガリー、クロアチアの9カ国はEUに加盟しているものの、ユーロではない通貨を使用しています。そのため、ユーロ圏といった場合、EU加盟国28カ国からこれら9カ国を抜いた19カ国を指すので注意してくださいね。

ドイツのGDPはドイツ連邦統計局が発表しています。四半期ごとに発表され、直近では5月12日に発表されています。第1四半期である2017年1-3月のGDP速報値は季節調整済みで前期比0.6%増と大きく伸びています。

全てをいきなり漏らさずチェックするのは難しいかもしれませんが、慣れればそんなに時間のかかる作業ではありません。私も手帳につけてチェックしていますので、皆様も試してみてくださいね。投資のためのみならず着実に世界のことや経済のことを見通す力が着くと思います!

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三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」は、資産運用の基礎を三井智映子の見解でコメントしています。

FISCOマーケットレポーター
三井智映子



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情報提供元: FISCO
記事名:「 三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」~あなたは“お金のデザイン”ができていますか?~ 押さえておきたい欧州の経済指標3