フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。

先週末のNY原油は上昇しましたね。米オイルリグ数の減少が影響しているようです。

レポートでは、『ベーカーヒューズから先週末に発表された6月30日時点での米オイルリグ数は、前週比2基減の756基となり、前週までの過去最高連続増加記録(23週連続増加)が途絶えました』と伝えています。

また、『米オイルリグ数が「24週ぶりの減少」となったことで、改めてシェールオイル生産が減少し始めたことを裏付ける発表となりました。それによりNY原油の下値確認が完了したと考えるべきかもしれません』と分析しています。

一方、OPEC総会で協調減産から除外され、増産体制となっていたリビアについては、『リビアの原油生産が日量101万2000バレルとなったことが伝えられております。昨年11月のOPEC総会後から日量約60万バレルほど増産したことになります』と伝えています。

そして今後については、『リビアの原油生産がここまで回復すると、今後の増産ペースはかなり鈍化することも予想されます。そして、リビアの内戦が解決した訳ではないので、内戦悪化でリビアの原油生産が激減する可能性もあります』との見解となっています。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の7月3日付「原油市場」「原油市場パート2」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY原油上昇の背景と、今後についての見解 サンワード貿易の松永氏(三井智映子)