政府系シンクタンクである社会科学院は最新リポートで、中国の経済成長率が2016-20年の間に鈍化し続けるとの見方を示した。中国の潜在成長率は6%以下になると予測。また、中国経済が次のステップに突入し、数字よりも質を追求することは中国経済の「ニュー・ノーマル」になると指摘した。

社科院は、中国経済がこれまでハイペースで成長して来たが、第11次5カ年(2006-2010年)と第12次5カ年(2011-2015年)の時、協調的な経済発展が出来なくなった問題などがすでに出始めたと指摘。工業生産の拡大や廉価な工業製品の大量輸出など過去の成長パターンの継続はもはや不可能だと強調した。中国経済はこれから消費や投資、輸出の3分野にバランスの取れた成長を遂げる必要があるとの見方を示した。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 中国の経済成長率、16-20年の間に鈍化し続ける見通し=政府系シンクタンク