■業績動向

4. 財務健全性
アイル<3854>の2016年7月期末の貸借対照表における資産の増加は主に現預金が増加し、負債の増加は主に成長投資のための長期借入金が増加したものである。また2017年7月期第2四半期末の資産の増加及び負債の増加もおおむね同様である。業容拡大に伴って資産・負債は増加傾向である。

2016年7月期末の自己資本比率は38.1%で2015年7月期末の47.5%に比べて9.4ポイント低下した。また2017年7月期第2四半期末の自己資本比率は37.1%で2016年7月期末の38.1%に比べて1.0ポイント低下した。ただし親会社株主に帰属する四半期純利益等で、株主資本及び純資産は着実に積み上がっている。財務の健全性が懸念される水準ではなく、特に問題はないだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展



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情報提供元: FISCO
記事名:「 アイル Research Memo(10):業容拡大に伴って資産・負債増加傾向だが純資産も順調に積み上げ