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中国政府は2014年、12月13日を南京事件犠牲者の「国家追悼日」に指定。犠牲者の数は30万人と主張している。このような中国政府のやり方は、南京事件の政治利用であり、「非科学的な数字の主張」を行っていると姜教授は指摘。犠牲者の数は、研究によって結論付けるべきもので、「研究の前提」ではないと主張した。
姜教授はまた、南京事件の今後の研究について「日本軍による市民・捕虜への大量殺害の原因」に絞るよう提案。市民と捕虜の殺害は戦争犯罪であり、国際法に違反すると指摘した。
姜教授の発言は、インターネット上で大きな反響を呼んでいる。「誠実で理性的な人物。中国にこうした人は少ない」「この問題については、いかなる学術研究も不可能だ」などといった書き込みが見られた。一方で、「売国奴」と教授を非難する記述もあった。
なお、姜教授は日本近代史と日本近代思想史を専門にしている。
【亜州IR】
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