27日に公表された地区連銀経済報告では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で全米の経済活動は過去数週間で急激に低下したとの見方が提示された。ただ、調査期間は、4月から5月中旬までの時期だったことから、次回公表される地区連銀経済報告では、経済活動の再開によって経済情勢はある程度改善したことが示される見込み。
ただし、今回の報告では「レジャー、旅行、ホスピタリティー産業では、雇用が迅速に回復する公算は小さい」との見通しが示されており、他のいくつかの産業についても、すみやかな業績回復は期待できないとの声が聞かれている。
 27日の米国株式は続伸したが、米国経済の中長期的な見通しについては意見が分かれているようだ。米国と中国の対立が続いていることなどを考慮すると、米国株式の持続的な上昇については懐疑的な見方が少なくないようだ。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株式の持続的な上昇は可能か?