トランプ米大統領は7日の自身のツイッターで、イラン核合意をめぐる判断を8日(日本時間9日未明)に発表すると投稿。米国が核合意を離脱した場合、イランへの経済制裁が再開される可能性あることから、中東情勢をめぐる地政学的リスクが意識され、リスク回避目的の円買いを物色する動きが目立っている。

 ただ、米ホワイトハウスのサンダース報道官が米中の貿易摩擦解消に向けた協議が来週にも再開されるとの見通しを示したことを受けて、貿易問題の打開への期待感がドルを下支えしている。目先的にドル・円は108円台後半から109円台前半でのレンジ内取引となる展開が予想される。


<MK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 地政学的リスクの高まりを意識してドル上げ渋りも