日本銀行が「異次元緩和」を縮小するとの観測が広がり、長期金利が上昇し、円買いに振れやすい地合いとなった。ドル・円は111円33銭まで弱含んでいる。米10年債利回りが昨年3月以来の高水準に上昇したにもかかわらずドル買いが強まらないことについて、ある市場筋は「年末以降の円売りの巻き戻しが原因」と指摘する。ユーロ・円は年明け後に136円台に値を切り上げていたが、現時点で133円台に下げるなどクロス円で円売りの後退が顕著になり、ドル・円の軟調地合いに波及している。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ドル安・円高進行、クロス円のポジション調整の影響も