米下院は19日(米東部時間)、税制改革法案を可決したが、その後法案の一部に不備が見つかり、米下院は20日午前に採決をやり直すことが明らかとなった。ただ、再度可決されることが確実視されている。上院では予定通り19日夜に採決する見通しとなっており、約30年ぶりとなる抜本的な税制改革が週内に実現しそうだ。ただ、税制改革が米経済成長を促すことについては懐疑的な見方があることや税収減による債務状況の悪化などが懸念されており、リスク選好的なドル買いが大きく広がる状況ではないようだ。



<MK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 米税制改革実現目前で市場はどう動くか?