- 週間ランキング
今期業績予想達成のハードルが高いとみていること、買収企業の買収価格に見合った収益貢献は短期的に期待しがたいとしている。
<3134> Hamee 1531 +183急反発。前日に発表した好決算が評価材料となった。17年4月期営業利益は11億円で前年同期比2.5倍、従来予想の8.3億円を大きく上回っての着地となった。積極的な新商品のリリースが奏功したことで想定以上の売上高を確保できたもよう。18年4月期も増収増益の見通しとしている。加えて、前期の配当金は3.5円から4.5円に増額、今期も0.5円増配の5.0円にする計画。
<6258> 平田機工 12380 +470大幅反発。本日より東証1部に指定替えとなっている。足元の業績好調に加えて、有機EL関連分野の成長期待も高く、1部上場に伴って機関投資家の資金流入期待などが高まる展開のようだ。本日売出株の受け渡し期日を迎えており、今後の需給改善期待なども高まる形となった。なお、7月末にはTOPIX連動型ファンドの買い需要が発生、一部試算では50億円超の資金流入が期待されるもよう。
<1893> 五洋建 656 +20続伸で年初来高値を更新。野村証券が投資判断「バイ」継続で、目標株価を774円から800円に引き上げていることが買い材料に。海外事業の利益率見通しを引き上げたことで、業績予想を上方修正しているもよう。今期営業利益は会社側計画の245億円に対して280億円を予想。現状の工事量や労働者の需給状況からみて、過去に見られたような著しいコスト上昇のリスクも限定的と考えているようだ。
<6723> ルネサス 963 -89大幅続落。引き続き、産業革新機構などの株式売出に絡んだ需給要因に振らされる展開となっている。想定以上に売出価格が低水準にとどまったこともあって、売出株取得組の鞘取りの動きが中心になっているとの見方。ただ、こうした需給要因は一時的なものと考えられるほか、今後は浮動株比率の上昇による指数組み入れ比率拡大もあって、株価は落ち着いていくとの見方が大勢とみられる。
<6218> エンシュウ 127 +10連日の急伸、一時は50円高まで上昇。同社とトヨタ自<7203>、日星電気などが共同開発した「レーザ発振器の冷却構造、およびこれを使用したファイバレーザ装置」の特許が前日に発行されたことが買い材料。この特許は、2014年1月に出願され、15年7月に公開されていた。とりわけ、トヨタとの共同開発案件であることが思惑を誘う格好になっているようだ。
<5218> オハラ 1210 +5買い優勢。前日に上半期の決算を発表している。営業利益は3.8億円で前年同期比4.5倍と急拡大、従来予想の1.8億円を大幅に上回る着地となっている。プロジェクターなど光学機器向け用途に光学レンズ材の需要が増加したほか、光通信機器用ガラス素材や極低膨張ガラスセラミックスの需要が増加したことが業績上振れの背景に。通期予想は据え置いているものの、上振れの可能性は高いとの期待感も高まる。
<6758> ソニー 4138 +78続伸。クレディ・スイス証券では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を4300円から4700円に引き上げている。会社側の18年3月期営業利益計画5000億円は保守的であり、四半期決算毎に上振れ期待が続く展開になると予想しているようだ。CMOSイメージセンサの好調持続に加えて、ゲームもPS4のサイクルのピークを迎えるとみている。前期比倍増となる5933億円予想に上方修正。
<5110> 住友ゴ 1883 -113大幅反落。同社や横浜ゴム<5101>など、本日はタイヤ株の弱い動きが目立つ。米グッドイヤーの業績下方修正などが悪材料視されたようだ。グッドイヤーは2017年の営業利益見通しを20億ドルから19億ドルに下方修正、欧米での販売競争の激化が背景となっているもよう。市場予想水準ではあるが、原材料価格が下落傾向にある中での下方修正となり、国内メーカーの輸出採算悪化も警戒される状況のようだ。
<9086> 日立物流 2589 +109大幅続伸。佐川急便を傘下に持つSGホールディングスが東証に上場申請を行ったことを発表している。9月にも上場との見方が強いようだ。同社はSGホールディングスおよび佐川急便と資本・業務提携しており、将来的には経営統合も視野に入れている。SGホールディングスの株式上場によって、同社の株式価値も向上していくとの見方が強まる状況のようだ。
<DM>