[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;21069.93;+44.37TOPIX;1578.62;6.18

[後場の投資戦略]

 日経平均は自律反発の域は脱せず、21000円を挟んでのこう着を見せている。米中首脳会談が4月にずれ込む可能性から米中交渉合意への期待感はやや後退しているほか、北朝鮮情勢への懸念もくすぶっており、積極的な売買は手控えられている。テクニカル面では日経平均は5日、25日線を下回っており、両線による短期デッドクロスが次第に警戒されてきていることもあり、まずは21000円処での底固めを見極めたいところであろう。

 また、オムロン<6645>は日経平均に補充されることにより、パッシブ連動資金による買い需要に対する先回り的な流れから買い気配で推移している。ただ、パイオニアとの入替えでは資金が不足するため、他の構成銘柄を売る必要があるとみられており、これが需給面での重石になりやすいところ。

 一方で、依然としてショートポジションに傾いている需給とみられ、期末要因もあって足元の調整局面においては、買い戻しとみられる需給が下支えとなろう。日経平均の21000円近辺においては、配当志向の買いなども心理的には入りやすいところであろう。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 21000円処での底固めを見極めたいところ