[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;21954.61;+266.96TOPIX;1642.16;+10.11

[後場の投資戦略]

 前場の取引ではひとまず好業績株・セクターへの買いが継続する格好となった。信越化<
4063>などの半導体関連に続くキーエンスの好決算は、市場のムードを明るくしている。前日に急落して相場全体を下押しした通信株だが、KDDI<9433>の高橋社長が追随値下げに慎重な姿勢を示したこともあり、本日は急反発した。アジア市場に目を向けると、米中貿易摩擦への懸念後退を背景に中国・上海総合指数が1%を超える上昇となっており、外部環境も比較的良好だろう。後場の日経平均も堅調に推移することが期待される。

 しかし、米アップルの売上高見通しが市場予想を下回り、時間外取引で売られたことを受けて、今晩の米国株の下落を見越した動きも出てくるだろう。さらに、米国では今晩の10月雇用統計発表、6日の中間選挙と重要イベントが続く。節目の22000円に迫る水準では利益確定の売りが出やすいと考えられる。
(小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 決算評価の動き続くが上値では利益確定も