[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22130.25;+282.66TOPIX;1746.72;+16.74

[後場の投資戦略]

 日経平均は前場半ば辺りからは22100円処でのこう着が続いている。一目均衡表では雲下限を突破し、遅行スパンは上方シグナルを発生させている。225先物においては22260円辺りに雲上限が位置しており、これを捉えてくるようだと、テクニカル的にはトレンドが強まりやすいタイミングとなる。

 一方で日米首脳会談の行方を見極めたいとのムードのなか、商いが膨らみづらい需給でもある。模様眺めムードのなか、先物主導によるインデックス買いのインパクトがより大きくなっていると思われる。短期的にはショートカバーも誘いやすく、首脳会談通過後のアク抜けも意識されてきそうである。とは言え、半導体や金融株がさえない値動きとなっており、楽観視はできないであろう。また、このところは後場に入ると中小型株の弱さが目立っており、マザーズ銘柄などの底堅さを見極めたいところである。
(村瀬智一)


<AK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均強含みも中小型株の底堅さを見極め