[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;19205.59;-83.84TOPIX;1531.91;-5.50

[寄り付き概況]

 27日の日経平均は反落でスタート。米国では26日、注目されていた税制改革案が発表された。個人の税率区分を3段階とし、最高税率を35%に引き下げたほか、法人税率も15%に引き下げたが、概ね市場予想通りの内容で市場への影響は限られ、NYダウは引けにかけて下落した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円安の19175円、円相場は1ドル111円20銭台で推移している。本日の日経平均寄付は225先物にサヤ寄せする格好からマイナスとなった。ひとまず直近の4日続伸で850円超の大幅上昇に対する利益確定に向かった。

 セクターでは、証券・商品先物業、保険業、ゴム製品、銀行業、倉庫運輸関連業などが軟調。売買代金上位では、17年1-3月期決算が好感された花王<4452>のほか、キヤノン<7751>、任天堂<7974>、ソレイジアF<4597>、セブン&アイ<3382>、アセンテック
<3565>などが堅調。一方で、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、東京海上<8766>、三井住友<8316>、西武HD<9024>、ファナック<6954>などはさえない。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は83円安でスタート、米税制改革案は概ね予想通り、直近の大幅上昇に対する利益確定へ