[本日の想定レンジ]

先週末10日は米NYダウが196.09ドル安の25313.14、ナスダック総合指数が52.67pt安の7839.11、シカゴ日経225先物が大阪日中取引比120円安の22180。10日の日経平均は25日、75日、200日など主要な移動平均線を下回っており、投資家の含み損益悪化から売りが出やすい地合いとなろう。4月以降、22250円以下では価格帯別の累計出来高が薄く下げ幅が拡大しやすい点には留意したい。一目均衡表では、転換線が下降して短期的な下落トレンド入りを示唆しており、本日は日々線が下落して雲突入が予想される。ボリンジャーバンドでは、-3σ割れが予想される。終値でも-3σを下回ると、下値模索のトレンドが長期化する懸念がある。オシレーター系指標では先週末、ストキャスティクスの%Kが4.8%に低下した。日経平均の200日線割れなど他のテクニカル指標の悪化を踏まえると、短期的な売られ過ぎ圏入りではなく、新たなレンジ形成のスタートによる下値試しの流れにあるとみられる。

[予想レンジ]
上限22300円−下限22150円



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情報提供元: FISCO
記事名:「 200日線割れで売り出やすく、一目は雲突入へ