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27日のNY市場は上昇。ただし、昨日の税制改革案が予想通りの内容となり、積極的な買いが手控えられたほか、原油相場の下落が嫌気されており、NYダウは小幅に上昇。一方で、ハイテク企業への業績期待が高まるなか、ナスダックは最高値を更新している。ダウ平均は6.24ドル高の20981.33、ナスダックは23.71ポイント高の6048.94。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の19235円。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや利食い優勢になりそうである。その後は米国では28日に暫定予算が期限を迎えるほか、国内では決算発表の第1弾のピークとなるため、模様眺めムードが強まりそうだ。昨日の日経平均は前日の価格帯での底堅さが意識されており、75日線を上回っての陽線を形成。一目均衡表では雲の中での推移をみせており、雲下限が支持線として意識されている。雲上限は19318円辺りで推移しており、薄い雲のため突破を意識したスタンス。遅行スパンは実線が下がっているところであり、上方シグナルを発生してきている。週間形状では26週線を支持線に13週線を上回っている。価格帯別出来高では19200-19500円処が一番積み上がりをみせているため、ここからが強弱感が対立しやすく、戻り待ちの売り圧力が意識されてくるところである。ただ、レンジ下限での底堅さがみられており、押し目買い意欲は強そうだ。19150-19350円のレンジを想定。
[予想レンジ]
上限 19350円−下限 19150円
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