*15:52JST 日経平均は4日続伸、円安を追い風に一時41000円台に 21日の米国市場は続伸。ダウ平均は269.24ドル高(+0.68%)の39781.37ドル、ナスダックは32.43ポイント高(+0.20%)の16401.84、S&P500は16.91ポイント高(+0.32%)の5241.53で取引を終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けた年内利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。良好な雇用や住宅関連指標を受けて成長期待を受けた買いも相場を一段と押し上げ、相場は終日堅調に推移した。ナスダックは携帯端末アップルの下落が上値を抑制し、終盤にかけて上げ幅を縮小したが、主要株式指数は連日過去最高値を更新し終了。

米国株高や為替の円安推移を背景に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付き直後、日経平均は一時41000円台に乗せる場面も見られたが、買い一巡後は週末要因などが意識されて上げ幅を縮小。日経平均ウェートが大きい東京エレクトロン<8035>が前日比マイナス圏に入ったことなどが影響し、TOPIX優位の地合いとなった。

大引けの日経平均は前日比72.77円高(+0.18%)の40888.43円となった。東証プライム市場の売買高は19億2481万株、売買代金は5兆2480億円。セクター別では、ゴム製品、銀行業、輸送用機器、水産・農林業、空運業などが上昇した一方、鉱業、精密機器、医薬品、金属製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は65%、対して値下がり銘柄は31%となっている。

日経平均採用銘柄では、液晶ディスプレー事業の縮小を検討と報じられたことからシャープ<6753>が大幅高となったほか、日産自<7201>、スズキ<7269>、日野自動車<
7205>など自動車関連が上昇。また、フジクラ<5803>は一部国内証券会社がカバレッジを開始したことで買われた。このほか、住友大阪セメント<5232>、ブリヂストン<
5108>、クボタ<6326>がしっかり。

一方、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>など半導体株の一角が弱かったほか、中外製薬<4519>、テルモ<4543>、コマツ<6301>、ミネベアミツミ<6479>がさえない。日経平均採用以外の銘柄では、インフロニアHD<5076>、さくらインターネット<3778>が売り優勢となった。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は4日続伸、円安を追い風に一時41000円台に