本日のマザーズ市場では、前場に買い優勢となる場面もあったが、後場になると失速した。前場は欧州各国の首脳がロシア産原油の禁輸に慎重な姿勢を示し、原油価格が下落したことを受け、市況関連株が売られるとともにグロース(成長)株に押し目買いが入った。ただ、後場は原油価格が再び強含んだことでグロース株にも売りが出た。なお、マザーズ指数は5日続落、売買代金は概算で1335.13億円。騰落数は、値上がり98銘柄、値下がり314銘柄、変わらず15銘柄となった。
 個別では、時価総額トップのメルカリ<4385>が軟調で、ビジョナル<4194>やフリー<
4478>は小安く引けた。売買代金上位ではサンバイオ<4592>が9%超の下落。再生細胞薬の国内承認申請を受けて高く始まったものの、利益確定売りに押された。また、前日までサイバーセキュリティ関連銘柄として急騰していたGRCS<9250>もストップ安水準まで売られた。一方、FRONTEO<2158>やJTOWER<4485>はやや伸び悩みつつもプラスで引け。アスカネット<2438>は業績上方修正が好感されて急反発し、バンクオブイノベ<4393>は新作ゲームへの期待から大幅に8日続伸した。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は5日続落、前場買われるも続かず、メルカリなど軟調