本日のマザーズ市場では、前日の米ハイテク株高を受けて安心感が広がり、朝方買いが先行する展開となった。注目されたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言は、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25ptの利上げを支持する姿勢を示したことなどから、ハト派的な内容と受け止める向きもあった。しかし、金融引き締め姿勢が再確認されたことで米金利は上昇。ウクライナ情勢の先行き不透明感も相まって、朝方の買いが一巡すると売りに押された。なお、マザーズ指数は続落、売買代金は概算で1818.44億円。騰落数は、値上がり156銘柄、値下がり254銘柄、変わらず16銘柄となった。
 個別では、メルカリ<4385>、ビジョナル<4194>、フリー<4478>といった時価総額上位銘柄が揃って軟調。売買代金上位でもFRONTEO<2158>やBASE<4477>が売りに押され、このところサイバーセキュリティ関連銘柄として賑わっていたサイバーセキュリ<4493>は急反落した。また、前日ストップ高のエネチェンジ<4169>や直近上場のBeeX<4270>が下落率上位に顔を出した。一方、サイバーセキュリティ関連銘柄でもGRCS<9250>は買い優勢。セキュア<4264>がストップ高を付けたほか、リリースが材料視されたログリー<6579>は買い気配のままストップ高比例配分となった。
 なお、本日マザーズに新規上場したイメージマジック<7793>は公開価格を61%上回る初値を付けた。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は続落、買い先行も続かず、IPO初値61%高