著者:Kirsty, Goncalves and Stefan, Przyborski 論文タイトル:Modulation of the Nogo signaling pathway to overcome amyloid-β-mediated neurite inhibition in human pluripotent stem cell-derived neurites 掲載雑誌:Neural Regeneration Research 2024 Jul 29. DOI: 10.4103/NRR.NRR-D-23-01628.
本論文では、アミロイドβの蓄積が神経突起の伸長に与える影響の新たな評価方法が発表されています。アミロイドβの蓄積は、アルツハイマー病の主要な特徴の一つで、発症に関与していると考えられていますが、詳細な機構については不明な部分が多く残っています。 REPROCELL Europe の CSO ステファン シボルスキー氏(ダーラム大学生物科学部教授)らは、3次元培養基材(Alvetex)上で、iPS細胞由来アルツハイマー病モデル細胞の3次元細胞塊(ニューロスフェア)を作製し、アミロイドβによる神経突起の伸長抑制効果及び細胞内の機構を明らかにしました。 当技術は、アルツハイマー病治療薬の有効な開発評価法として期待できます。