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●2023年にams OSRAMが提唱したオープンシステムプロトコル(OSP)(*1)は、車載用集積回路(IC)やLED等の幅広いメーカーが注目
●DOMINANT Opto Technologies社は次世代のインテリジェントRGB LEDにOSPを使用、将来に向けた通信技術に重要な独自の検証を提供
●OSPは、異なるメーカーのRGB LED、センサ、マイコン等を接続するためのオープンなライセンスフリーの技術
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※本プレスリリースは、2024年4月15日にオーストリア・プレムシュテッテンおよびドイツ・ミュンヘンで発表したプレスリリースの抄訳版です。
インテリジェントセンサとエミッタのグローバルリーダーであるams OSRAM(日本地域統括バイスプレジデント:針田靖久、SIX:AMS)と、マレーシアの車載用LEDソリューションの大手メーカーであるDOMINANT Opto Technologies社は、ams OSRAMのオープンシステムプロトコル(OSP)をDOMINANT Opto Technologies社の車載用アンビエント照明向け次世代インテリジェントRGB LEDに取り入れることを目的としたコラボレーションパートナーシップを発表しました。このパートナーシップは、より多くのコラボレーターを集め、車載照明分野における技術的互換性を促進することで、イノベーションを推進することを目指すとしています。
2023年にams OSRAMにより提唱されたOSPは、さまざまなメーカーのRGB LED、センサ、マイコンを接続するためのオープンなライセンスフリーの通信技術です。OSPを自社の次世代製品に取り入れるというDOMINANT Opto Technologies社の取り組みは、車載用インテリジェントLED接続の普遍的な方法として、このプロトコルの位置づけを証明するものとなります。これは、自動車メーカーにとってより強靭なサプライチェーンを促進する大きな一歩となり、サプライヤーを変更する際に通信システムを再構成する必要がなく、さまざまなベンダーからアンビエント照明LEDおよびその関連部品を調達することが可能になります。
アンビエント照明の新たな可能性:室内演出・警告表示・情報伝達
自動車の内装デザインが「第三のリビングルーム」へと進化するにつれ、アンビエント照明が新たな意味を持ち始めています。アニメーション効果や色の変化、明るさの変化などがインテリジェントに制御されるダイナミックなアンビエント照明は、例えば、車室内の演出効果、情報伝達、警告表示、自動車メーカーの効果的なブランディング表現などの多様な用途に使用できます。これらの機能は、あらゆるマイクロコントローラーにおいて互換性を持つ高周波数で制御可能な標準シリアルインターフェイス通信と、インテリジェントRGB LEDを必要とします。
ams OSRAMのOSP準拠インテリジェントRGB LED、OSIRE(R) E3731iとともに導入されたOSPインフラストラクチャは、これらの要件を満たしています。そして、DOMINANT Opto Technologies社もこのOSPエコシステムに加わることで、自動車メーカーは今後OSP互換LEDの第2の調達先を獲得することができます。これは、アンビエント照明ソリューションにおけるイノベーションと柔軟性を推進する素晴らしい一歩となります。
OSP:OSIRE(R) E3731i
OSIRE(R) E3731i(*2)は、業界初のOSP準拠インテリジェントRGB LEDで、赤緑青の3種のチップとそれを駆動するASIC(特定用途向けIC)が組み込まれており、チップ個別の測定データを提供することにより、色度補正の自動演算をサポートし優れた色の均質性を実現します。この色度補正は、特に車室内全体にわたって多くのLEDを接続するときに不可欠です。OSIRE(R) E3731iは、単一のストリングで最大1000個のLEDで構成したデイジーチェーンをサポートし、各2本の通信ラインと電源ラインだけが配線に必要となるため、実装の効率化と単層PCB設計を可能にします。
AEC-Q102と車載EMC要件に準拠したOSIRE(R) E3731iは、自動車分野におけるインテリジェントRGB LEDの基準を打ち立てます。
DOMINANT Opto Technologies社は、OSPエコシステムに賛同しています。これにより、同社は既存のseddLED製品群を拡張し、多様な顧客要件を満たすことが可能になります。seddLED+ A3Hは、DOMINANT Opto Technologies社製品として初めてとなるOSP準拠インテリジェントRGB LEDとなります。2024年度第3四半期の試作サンプル提供を目指しています。
未来に向けた共通のビジョン:OSPの採用
ams OSRAMとDOMINANT Opto Technologiesの両社は、将来的なインテリジェントRGB LEDのアーキテクチャにおける共通の基盤としてOSPの重要性を強調しています。自動車業界における複数の調達オプションを確保することの必要性を踏まえ、OSPはLEDチェーン接続時に容易でコスト効率に優れた通信を促進し、自動車メーカーがアーキテクチャを設計し直す必要なく、さまざまなベンダーから選択することを可能にします。
それぞれのソリューションにおける固有の特長を維持しながら、ams OSRAMとDOMINANT Opto Technologies社は、新世代のLEDとセンサの互換性レベルを高めようとしています。正式な標準化は必要ではないものの、車載用照明コミュニティ内で議論できる選択肢の1つとなります。OSPはライセンス費不要のオープンプロトコルです。OSPは車載用照明コミュニティ内でのイノベーションと互換性の促進に貢献していただける新たなパートナーを求めています。
(*1)https://ams-osram.com/technology/open-system-protocol
(*2)https://ams-osram.com/products/leds/multi-color-leds/osram-osire-e3731i-krtbi-d2lm31-31
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000297337&id=bodyimage1】
アプリケーション画像
画像:ams OSRAMグループ
●ams OSRAMグループについて
ams OSRAM Group(SIX:AMS)は、インテリジェントセンサとエミッタのグローバルリーダーです。照明にインテリジェント性を持たせてイノベーションに情熱を注ぐことで、私たちは人々の生活を豊かにします。
合計して110年以上の歴史を持ち、センサと照明テクノロジーでグローバルな産業能力を提供可能な想像力、深い技術的専門知識、企業力を中核としています。当社は、自動車、産業、医療、コンシューマー市場のお客様が競争力を維持することを可能にするイノベーションを創出し、環境負荷の軽減を行う一方で、健康、安全、利便性の面で生活の質を向上させるイノベーションの推進を行っています。
世界中の約20,000人の従業員は、センシング、イルミネーション、ビジュアライゼーションの分野でイノベーションを起こし、運転をより安全に、医療診断をより正確に、そして日々のコミュニケーションをより豊かにしています。その業務は画期的なアプリケーションのための技術を生み出しており、これは15,000件以上の特許の取得・出願に反映されています。また、オーストリアのプレムシュテッテン/グラーツに本社を置き、ドイツ・ミュンヘンに共同の本社を設置しています。そしてグループは2023年に36億ユーロを超える収益を達成しており、ams-OSRAM AGは、スイス証券取引所に上場しています(ISIN:AT0000A18XM4)。
詳細情報はこちらをご覧ください:https://ams-osram.com/ja/
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