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平松洋子さん(作家、エッセイスト)推薦!
「景色のすみっこに、沢野さんはいつも万年筆や鉛筆や紙を置いてきた。
本書の画と文から滲む孤独と含羞の気配に、やたら動揺しました。」
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老若男女を問わず清々しく暮らすための片づけエッセイ『ジジイの片づけ』、日々の活力源である食と料理について綴った『ジジイの台所(だいどこ)』に続く、おなじみの「ジジイ」シリーズ第3弾!

長い人生、たえずそばにあるペンや紙などの文房具。
子どもの頃に使っていた鉛筆や消しゴム、どこかしらで目にした地球儀、母親の裁縫箱にあった分度器、大人になり奮発して買った万年筆──著者の思い出を紐解きながら、私たちの身の周りにたたずむ文房具の魅力と〝手書き〟の喜びを綴るイラストエッセイ。
文房具と過ごす時間が愛おしくなる、18編+15のコラムを多数のイラストとともに掲載。

●目次より
万年筆に思いを託す
ヴィンテージの万年筆の彼方
地球儀のいざない
ハサミに挟まる
文房四宝(ぶんぼうしほう)
シャープペンシルは永遠不滅である
消しゴムに滅びゆく美学を見た
書斎の歴史アーカイブ
色褪せた分度器
佐野洋子さんのボールペン
ガラスペンに夢を託す
電子辞書にすがる
軽井沢の別荘と巻尺
鉛筆削りにすがる
パリに恋して
夢見る手帳
枯れないジジイの愛
小さな文具店を見つけよう

●書誌情報
http://www.shueisha-cr.co.jp/CGI/book/detail.cgi/2388/

●本書「まえがき」より
旅先のショーケースや陳列棚で、あるいはホテルでスケッチ帳に没頭する机の上で、さらに移動中の鞄のポケットで、ただ静かに佇みながら文房具は新たな世界へといざなう。
そして今日も気に入ったガラスペンを手に取り、何かを書き記さずにはいられない。
文房具は「沈黙は金、雄弁は銀」そのものを教えてくれる。

●著者紹介
沢野ひとし(さわのひとし)
イラストレーター・エッセイスト・絵本作家。1944年愛知県生まれ。児童書出版社勤務を経て、書評誌『本の雑誌』創刊時の1976年より表紙と本文イラストを担当。山岳をテーマにしたイラストエッセイで人気を博す。1991年、第22回 講談社出版文化賞 さしえ賞受賞。著書に『鳥のいる空』(集英社)、『さわの文具店』(小学館)、『中国銀河鉄道の旅』(本の雑誌社)、『ジジイの片づけ』『ジジイの台所(だいどこ)』(集英社クリエイティブ)、『人生のことはすべて山に学んだ』(角川文庫)、『真夏の刺身弁当 旅は道連れ世は情け』(産業編集センター)など多数。

●書誌データ
2024年3月26日(火)発売
定価/1,870円(10%税込)
判型・総ページ数/A5判ソフトカバー・208ページ
装幀・本文デザイン/南 伸坊
発行/集英社クリエイティブ
発売/集英社
ISBN 978-4-420-31106-9



配信元企業:株式会社 集英社クリエイティブ
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情報提供元: Dream News
記事名:「 株式会社集英社クリエイティブは、2024年3月26日(火)に、書籍『ジジイの文房具』(沢野ひとし著)を、集英社より発売します。