◆今年度の注目ポイント! 今年度、5回目の開催を迎える『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023』では、メイン企画展のアーティストを含め、世界的に注目されるアーティストら約20組による10を超える展示プログラムと、9つのイベントプログラムを展開します。「フォトフェスティバル」ではありますが、現代のインフラとまでなった「写真」というメディアを様々な形で扱う作家たちをフィーチャーした企画展となっており、前述のデヴィッド・ホーヴィッツや、石毛健太、BIENによるアートプロジェクト「SCAN THE WORLD」など、既存の写真という枠に留まらない作家たちの作品を含む多様な表現の企画展となっております。また、木村伊兵衛写真賞を受賞した新田樹氏を東京スクエアガーデンで大々的にフィーチャーし、受賞作となった<サハリン>と合わせて初公開となる新作<鏡>を展示させていただくなど、展示としての見どころが多数あります。本展は共同キュレーターにフランス人のマーク・フューステル氏を迎え開催しています。他にも、村越としや、濱田祐史、山元彩香といった実力のある写真家たちが京橋で新作を撮りおろし、かつ詩人と一緒に合作を創りだす「Tokyo Dialogue 2023」。また、故・山崎博氏や、山崎氏の盟友であり、映像作家でもある萩原朔美氏の70年代 /80年代の作品を見せるといった展示もあります。社会に於ける「アート・フォト」の更なる可能性を発信します。ぜひお楽しみください。 ※開催に先駆けて10/7(土)より先に展示を行う、先行展示プログラムがあります。 ※各プログラム詳細は、公式サイト(https://t3photo.tokyo/)をご覧ください。なお本リリース内容は2023年10月6日時点のものであり、今後変更になる場合があります。
企画展『Back to the Future -70’s Japanese Photography』 権威・権力・伝統に反旗を翻した「激動の60年代」を経て、1970年代はあらゆるものの輪郭が揺らぎはじめます。日本、個人、写真……。こうした状況はまさに今の私たちの「未来」を振り返るようです。本企画展では、同時代の他の分野の動向にも触れながら、70年代の熱気を感じることができる写真集や写真雑誌、関連書籍、当時のフライヤーなどを70年代に存在していた建物で展示します。
石田真澄写真展『falling light』 T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO2023のアソシエイトプログラムとして写真家・石田真澄による八重洲・日本橋・京橋エリアの撮りおろし作品『falling light』を展示します。目の前を通り過ぎていく時間の中で、石田が捉えるのは決定的というよりもむしろ何気ない瞬間、それでいていつまでも見ていられるような風景です。本展ではそんな石田の眼差しが捉えた都市の光を集めた屋外展示となります。
T3 STUDENT PROJECT 2022 Grand Prix 受賞作家新作展 辻凪彩『Composition of Delicious』 『Composition of Delicious』は、「おいしい」を構成する様々な素材やシチュエーションなどの要素を言語化し静物として写真の中に構成したシリーズです。西洋絵画の静物画には新鮮な素材やおいしい食器が登場しますが、それらはなぜかおいしそうには見えません。そこに描かれたモノたちはおいしい食卓の要素ではなく、絵画の美しさのための構成素材になっているように思います。この西洋静物画にみられる違和感や、モノ→言語化→モノ化により生じるズレを利用し、現代で私たちがおいしいと思う要素を用いて静物写真で表現する試みです。
開催日:2023年10月13日(金)、14日(土) 会場: TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY(東京都中央区京橋3-6-6エクスアートビル1階) 参加費:有料/事前申込制 主催:一般社団法人TOKYO INSTIUTE of PHOTOGRAPHY 詳細:https://t3projectionnight2023.peatix.com/ ※開始時刻は各プログラムにより異なります
『Print House Session 2023 &フォトマーケット』(入場無料/事前申込不要) 今年のフォトマーケットはflotsam booksとroshin booksによる運営とディレクションで開催します。国内外で活躍している作家や出版社、書店、写真を学ぶ学生によるフォトマーケット。写真集やzineを中心とした楽しいブースが軒を連ねます。お気に入りの一冊を見つけることができるはず。また、彼らが運営するPrint House Sessionも同時開催。4つの印刷会社、4人のデザイナーがそれぞれタッグを組み、1人のアーティストの作品集を制作するという企画です。今回のゲストアーティストは赤々舎からwindowsを出版したばかりの写真家の奥山由之氏。10万枚という膨大な質量で切り取られた東京の窓から選ばれた写真を気鋭のデザイナーがデザイン、それを高い技術力を持つ印刷会社が形にするというまるで音を奏でるかのようなセッションをお楽しみください。
北海道東川町×T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO共催イベント『東川 FAN MEET in TOKYO 2023』(入場無料/一部有料・事前申込制) 写真の町として来年で40周年を迎える「東川町」。「写真」を軸に「写真」だけじゃない東川と出会う場を『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023』の会期と合わせて開催します。東川のファンが集い、またイベントに訪れた人が新たなファンになる場所。それが、『東川 FAN MEET in TOKYO 2023』です。
開催日:2023年10月3日(火)~9日(月・祝)10:00 - 21:00 会場: POTLUCK YAESU(東京ミッドタウン八重洲 5階) 参加費:入場無料(※一部のプログラムは有料) 主催 : 東川町 共催:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 運営:株式会社シー・エム・エス 詳細:https://note.com/t3photo_tokyo/n/n5aa5a96cd979
『ポートフォリオレビュー&ワークショップ』supported by Nobechi Creative(有料/事前申込制) アメリカで高い影響力を誇る写真サイト「Lenscratch」創刊者兼編集長アリーン・スミスソンが来日。海外を含めたアートマーケットに照準を向けた作家の為のポートフォリオレビュー&ワークショップを行います。この講座は2日間に渡り、Nobechi Creativeご協力のもと、世界的にも評価の高いアリーン・ミスソンのワークショップを日本の作家向けに行う初の機会となります。
開催日:2023年10月14日(土)、15日(日) 会場: TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY(東京都中央区京橋3-6-6エクスアートビル1階) 登壇者:<講師>Aline Smithson(アリーン・スミスソン)、<通訳>野辺地ジョージ 参加費:有料/事前申込制 主催:一般社団法人TOKYO INSTIUTE of PHOTOGRAPHY 詳細:https://t3-2023-aline-workshop.peatix.com/
開催日:2023/10/19(木)18:00-20:30 会場: TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY(東京都中央区京橋3-6-6エクスアートビル1階) 登壇者:水沢なお、神野紗希、川野芽生、濱田祐史、村越としや、山元彩香、小髙美穂 参加費:有料/事前申込制 主催:一般社団法人TOKYO INSTIUTE of PHOTOGRAPHY 協力:戸田建設株式会社 詳細:https://t3-tokyodialogue2023-talk.peatix.com/
◆『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023』開催概要 名称:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023 会期:2023年10月7日(土)~29日(日) 会場:東京駅東側エリア(八重洲・日本橋・京橋) 東京スクエアガーデン、東京ミッドタウン八重洲、JR東京駅(八重洲中央口改札外 グランスタ八重洲)、国立映画アーカイブ、TODA BUILDING工事仮囲、東京建物八重洲ビル、東京建物日本橋ビル、東京建物八重洲仲通りビル、大丸東京店、BAG-Brillia Art Gallery- +2、art space kimura ASK?、72Gallery、YAESU st. PARKLET 他
入場:無料 主催:一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY 主管:株式会社シー・エム・エス 企画:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO実行委員会 特別協賛:TOKYO SQUARE GARDEN、東京ミッドタウン八重洲、東京建物株式会社、戸田建設株式会社 協賛:一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会、POTLUCK YAESU、中央日本土地建物株式会社、大丸東京店 特別協力:写真文化首都「写真の町」東川町 協力:国立映画アーカイブ、東京地下鉄株式会社、株式会社POD、株式会社フラットラボ、公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団、株式会社クオラス、株式会社写真弘社、有限会社フォトグラファーズ・ラボラトリー、株式会社ゆめみ、ブラザー販売株式会社 後援:京橋一の部連合町会、京橋三丁目町会、八重洲一丁目東町会 助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ ※協賛企業社名は現時点の情報です。更新される可能性がございます。 ※各会場の休館日や開館・閉館時間などは、各施設の公式サイトをご確認ください。 ※展示の詳細などは、イベント公式サイト(https://t3photo.tokyo/)を ご確認ください
◆2023年度の開催テーマは「LINK UP!」 本年度 のテーマは「LINK UP!」です。「古いものと新しいもの」や「リアルとオンライン」が混在した現代。言い換えるとそれは「時間」と「距離」という座標軸において、そのグラデーションが最も豊かな時代に生きていると言えます。「LINK UP!」は、その座標軸の中で、今まで想像もしなかった点と点を結ぶことにより、その豊かさを楽しむ為のキーワードです。 「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023」では、エリア内の美術館をはじめとする文化施設、大型複合施設等とも連携し、企画展の他、各種イベント・特別講座の企画も行います。国内外のアート作品を巡りながら、時間と距離の新しい「つながり」を発見する、そんな楽しみを提供します。
◆屋外型国際写真祭『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO』とは? 2017年の開始から今回で5回目を迎える『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO』は、世界的にも珍しい大都市の中心で開催される「屋外型国際写真祭」です。メインの舞台となるのは東京の【八重洲・日本橋・京橋】。中でも八重洲・京橋は、東京駅や銀座、日本橋に挟まれた絶好の立地にも関わらず、多くの人にとってオフィス街のイメージがあります。しかし、その歴史を紐解くと、江戸時代には城下町として文化が栄え、明治、大正、昭和と多くの文化人が足しげく通ったエリア。現在も江戸時代から続く老舗や、150以上の古美術商や画廊が存在するなど、都内有数のアートの集積地として高いポテンシャルを秘めています。世界水準のアーティストたちによる作品展示やパブリックプログラム、さらには、日本国内14の美大・専門学校と協力し開催する「STUDENT PROJECT」を通じて、同エリアが「次世代の写真文化を育むアジアのハブ」となることを目指し開催しています。
◆一般社団法人 TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY(T.I.P.)について |写真の未来を語り、交流する場所の創造 一般社団法人 TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY(T.I.P.)は、(1)教育事業、(2)アーティストインレジデンス(AIR)事業、(3)地域文化事業という3つの事業を柱に活動を行う一般社団法人です。写真展示ギャラリーや、会員向けライブラリー、撮影スタジオなどの設備を持ち、写真文化と地域への貢献をミッションに活動をしています。
会社名:一般社団法人 TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY 創業:2010年08月 所在地:東京都中央区京橋3-6-6 エクスアートビル 1F 電話番号:03-5524-6994 HP:https://tip.or.jp/abouttip