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「発達障害の特性は環境次第でいくらでも仕事に活かせる」その想いのもと、自身も発達障害である著者が、農業×福祉×ITで障害者たちが活躍できる場を創出する――
発達障害は一見して「障害」と分かりにくいため周囲から理解されにくく、それゆえに生きづらいという苦しみがあります。著者は幼いころからその苦しみのなかで孤立し、自分には生きている価値がないとまで思い詰めていました。
しかし、「人と違うことはすばらしい!」という父の言葉を受け、マイナスでしかないと思っていた障害をむしろ「活かして」世の中とつながることができると考えるようになります。そして好きだったIT分野の仕事に取り組み、ついには業界初の障害福祉事業者向け施設運営管理システム(HUG)の開発に成功、全国の児童発達支援・放課後等デイサービス事業者にシステムを販売するIT会社の社長になったのです。
さらには放課後等デイサービス運営を行う新会社を設立し、卒業後の子どもたちの働く場をつくる農業事業を始めるなど、かつての自分と同じように苦しむ人たちとともに働く場を創出しようと奮闘を続けています。
本書は、著者が自身の発達障害の特性をネガティブなものにせず、才能に変えることができるようになったきっかけと考え方、社長になってからの取り組みをまとめた前著「発達障害でIT社長の僕」(2021年 幻冬舎)の改訂版です。障害をもつ人たちが働いているより具体的な様子に加え、農林水産省が推し進める「農福連携」への取り組みなどさらに広がる著者の活動について記しています。
発達障害に苦しむ人やその家族だけでなく、自身のマイナス面に悩み生きづらさを感じている人たちへ、「ハンデを才能に変える」ヒントと、新たなことに挑戦する勇気を伝える一冊です。
【書籍情報】
書 名:『改訂版 発達障害でIT社長の僕』
著 者:齋藤秀一(サイトウシュウイチ)
発売日:2023年7月18日
定 価:1600円(税込価格 1760円)
体 裁:四六判・並製/220ページ
ISBN :978-4-344-94691-0
【目次】
第1章 学校にも社会にも“居場所”がない。発達障害の生きづらさ
第2章 「人と違うことはすばらしい!」父の一言で、“障害”が“才能”に変わると気づく
第3章 「自分と同じ境遇の人を助けたい!」発達障害児を支援するIT会社を設立
第4章 発達障害児支援施設向け運営管理システムを開発。業界トップシェアを達成
第5章 農業×福祉×ITという新たなフィールドへ。6次産業で障害者が活躍できる場をつくる
第6章 発達障害だからIT社長になれた。自分の特性を活かせば“居場所”は必ず見つけられる
【著者プロフィール】
齋藤秀一(サイトウ・シュウイチ)
株式会社ネットアーツ 代表取締役
株式会社まなぶ 取締役会長
株式会社ココトモファーム 代表取締役
不登校だった少年時代を過ごし、社会人になってからは自分の居場所を見つけられず転職を繰り返すも、自身の特性が特技になることに気づき、2001年にITシステム開発会社の株式会社ネットアーツを創業。全国4500以上の児童発達支援・放課後等デイサービス事業者などに施設運営システムHUG(ハグ)を提供。さらに2015年には自ら障害福祉施設を運営する会社の株式会社まなぶを創業し、愛知県西尾市で放課後等デイサービスココトモを8施設運営。こうしたITと障害者支援の自社ノウハウを活かし、2019年に愛知県犬山市で農業と福祉を連携のための農業法人・株式会社ココトモファームを創業する。ココトモファームでは「ココでトモだちになろう」をテーマに、自社栽培した米を使用した米粉100%グルテンフリーのバウムクーヘンを製造・販売。農業と福祉、工業、商業を連携させ、生産から販売までの一貫したものづくりを通して、誰ひとり取り残さない社会創りを目指している。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000283746&id=bodyimage1】
配信元企業:株式会社幻冬舎メディアコンサルティング
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