積水ハウス株式会社は、設定した温室効果ガスの削減目標について、パリ協定の目指す「1.5℃目標」に整合する水準であると認められ、国際的なイニシアチブである「SBTイニシアチブ」から6月8日に認定を取得しました。



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 パリ協定で定められた「世界の平均気温上昇を産業革命以前と比べて2度より十分低く保ち、1.5度以内に抑える努力をする」ことは世界共通の長期目標です。当社は2008年に2050年を目標とした脱炭素宣言をおこない、2018年には「SBTイニシアチブ」から国内の住宅業界で初めて認定を取得*1。今回はさらに上位の「1.5℃目標」をSBTより認定されたものです。

積水ハウスの新しい削減目標
・2030年までにスコープ1(直接排出)とスコープ2(間接排出)を2013年度比75%削減する
・2030年までに製品使用時のCO2排出量(スコープ3カテゴリー11)を2013年度比55%削減する
・2027年までに当社サプライヤーの65.8%がSBTを取得する*2 

 当社は、「積水ハウス オーナーでんき」によるCO2排出ゼロの電力の大規模な調達などにより、国内全生産工場で使用する電力の 78.7%を賄っています。さらにZEB基準を満たす省CO2な事務所への入居の促進、業務用車両の電動化などの取り組みを進めた結果、2022年度のスコープ1(直接排出)とスコープ2(間接排出)の排出量は従来のSBT目標である2013年度比50%削減を達成*3し、更に野心的な目標として75%削減目標への引き上げを行いました。
 また、2022年度の当社新築における、戸建住宅のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)比率*4が93%まで高まったことや、賃貸住宅「シャーメゾン」の住戸ZEH比率*5も65%に到達、分譲マンションにおいてもZEH住戸比率*6が88.8%となるなど、各取り組み進捗状況を踏まえ、スコープ3カテゴリー11についても目標を55%削減に引き上げることを決定しました。さらに、より多くのステークホルダーと気候変動問題に取り組みたいという思いから、サプライチェーンにおけるSBT取得率目標も設定しています。
 当社は、「1.5℃目標」に整合する75%削減目標の達成をより実効的にするため、スコープ1、2のCO2排出量の削減率を取締役の業績連動型株式報酬(PSU)のESG経営指標に組み入れました。
 積水ハウスは “「わが家」を世界一幸せな場所にする”というグローバルビジョンのもと、ESG経営のリーディングカンパニーを目指し、持続可能な社会の構築に貢献してまいります。

「SBTイニシアチブ」について



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SBT(Science Based Targets、科学と整合した目標設定)とは、パリ協定が求める水準に整合した、企業が設定する温室効果ガス排出削減目標のこと。CDP(カーボン ディスクロージャー プロジェクト)、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)、UNGC(国連グローバル コンパクト)の4団体が運営。
http://sciencebasedtargets.org/



*1SBT公式ホームページ内、認定企業一覧における「homebuilding」セクターでの検索結果
*2購入した商品やサービスの排出量ベース
*3関連リリース:2023年4月26日「事業活動の温室効果ガス排出量を2013年度比50%削減」
https://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/topics_2023/20230426/
*4北海道以外のエリアにおける請負・分譲住宅のZEH比率
*5ZEH Ready以上の受注戸数の比率
*6ZEH Oriented以上の販売比率



配信元企業:積水ハウス株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 積水ハウス、温室効果ガス削減で「SBTイニシアチブ」1.5℃目標の認定を取得