ロッテホテルは、グローバルな文化・観光コンテンツ企業であり、以下の3つの事業部門を持っています。ロッテホテル&リゾート(LOTTE HOTELS &RESORTS)、ロッテ免税店(LOTTE DUTY FREE)、ロッテワールド(LOTTE WORLD)。現在、ロッテホテル&リゾートは、シグニエルソウル(SIGNIEL SEOUL)、ロッテニューヨークパレス(LOTTENEW YORK PALACE)を含む33のホテルをグローバルに展開しています。ロッテワールドは、ロッテワールドアドベンチャー(LOTTE WORLD ADVENTURE)、アクアリウム(Aquarium)、ソウルスカイ(SEOUL SKY)など、5つの事業を展開しています。ロッテ免税店は、グアム(Guam)空港、ブリスベン(Brisbane)空港を含む全21店舗を運営しています。
- ロッテホテル50年の歴史に幕を開けた(1970年代)
1970年、韓国の朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領は、ロッテグループの創業者で元会長の辛格浩(シン・ギョクホ)氏にホスピタリティ事業を託しました。莫大な資金を必要とする投資であったが、辛会長は1973年5月5日、ロッテホテルを設立しました。6年間で1億5千万ドルを投資し、当時アジア最大の高級ホテルであった「ロッテホテルソウル(LOTTE HOTEL SEOUL)」を立ち上げ、韓国の観光産業の幕を開けました。
2017年、ロッテワールドは当時世界3位の高さ(555m)だったロッテワールドタワー(LOTTE WORLD TOWER)に展望台「ソウルスカイ」をオープンし、韓国のランドマークとして機能させています。
-グローバル展開戦略で国際的に認知されるブランドになる
ロッテホテル&リゾートは、韓国のロッテホテルの伝統をもとに、2010年にロッテホテルモスクワ(LOTTE HOTEL MOSCOW)をオープンして以来、グローバルに事業を拡大してきた韓国最大のホスピタリティグループになっています。ロッテホテル&リゾートは、1882年に建てられたニューヨークの文化遺産「ロッテニューヨークパレス」が「2023フォーブス・トラベルガイド」で5つ星を獲得したのをはじめ、「ロッテホテルシアトル(LOTTE HOTEL SEATTLE)」、「ロッテホテルサンクトペテルブルク(LOTTE HOTEL ST.PETERSBURG)」なども連続で国際賞を受賞しています。ロッテホテル&リゾートのブランド価値は、国際連合総会や米韓首脳会談などの国際的なイベントを開催するほど、認められています。また、Barack Obama氏やDonald Trump氏といった米国の元大統領がロッテニューヨークパレスに、サウジアラビアのMohammed bin Salman皇太子がロッテホテルソウルに滞在した際にも選ばれています。