次世代スマートメーター、配電自動化、家庭用エネルギー管理などに適した、Wi-SUN FAN 1.1 OFDM対応機器として無線認証を取得(FG25搭載機器としては国内初)

2023年4月4日 -- よりコネクテッドな世界のために安全かつインテリジェントなワイヤレス技術を提供する先進企業のシリコン・ラボラトリーズ < https://jp.silabs.com/ > と、長野日本無線株式会社 < http://www.njrc.jp/index.html > は本日、「Wi-SUN (Wireless Smart Utility Network) FAN (Field Area Network) 1.1」(以下、Wi-SUN FAN 1.1)に準拠した、無線認証取得済み日本市場向け機器を発表しました。

シリコンラボのFG25 Sub-GHz 帯SoC (以下FG25 SoC)はOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)をサポートし、次世代のスマートメーター、配電自動化、ホームエネルギー管理の需要に対応します。
2014年以降、日本ではエネルギーインフラの刷新が積極的に進められており、その中でスマートメーターは重要な役割を担っています。低消費電力で、長距離通信機能を搭載し、安全なネットワークプロトコルを備えているWi-SUNは、日本におけるスマートシティ実現の重要な要素となっています。

FG25 SoCは、拡張性の高いWi-SUN FAN 1.1とともに低消費電力で、長距離通信機能と安全なネットワークプロトコルに対応し、スマートシティや長距離アプリケーション領域におけるお客様に最適な仕様です。

実際の電波状況に応じて各ノードが自動的に接続先を切り替え、マルチホップを経由するメッシュネットワークを利用することにより、高い信頼性と広域性を実現します。

FG25 SoCはシリコン・ラボのフラッグシップSoCとして開発され、Wi-SUNやその他Sub-GHzの独自プロトコルのLPWA(低消費電力・広域通信)ネットワークに対応しており、シリコン・ラボのSoC最大の内蔵メモリ(2MB、512KB RAMメモリ)に強力な「ARM Cortex-M33」プロセッサを組み合わせています。シリコン・ラボの拡張性の高いWi-SUN FAN1.1ボーダー・ルーターと組み合わせて使用することにより、FG25 SoCは数十万規模のノードでの実装が可能になり、次世代のスマートメーターやスマートシティ、スマート農業、スマート環境モニタリングといった分野への採用が期待されます。

長野日本無線の執行役員 ICT・メカトロニクス事業部長 岩村 知明氏は、次のように述べています。「当社とシリコン・ラボは、10年もの長きにわたるパートナーシップがあり、今回Wi-SUN FAN 1.1 OFDMの開発に取り組んでおります。当社は日本のスマートメーターおよび他の市場に向けて、お客様が求める性能とコストを満たす機器をご提供いたします。FG25 SoCはファームウェア実装が非常に容易であり、それによりWi-SUN FAN 1.1 OFDMの開発スピードが加速しました。それは日本におけるスマートシティの実現に向けたコストパフォーマンス、高信頼性機器の提供を早期に可能にするものと考えています」

シリコン・ラボのワイヤレス・プロダクト・マーケティング担当シニア・ディレクターであるディラジ・ソガニ氏(Dhiraj Sogani)は、次のように述べています。「FG25 SoCは、シリコン・ラボのSoC中、初のOFDM対応製品です。データレートの向上により、スマートシティが必要とする数千のノードからなる大規模ネットワークを実現します。当社は、この開発に携わった長野日本無線による、初のWi-SUN FAN 1.1 OFDM搭載機器の日本市場に向けた提供を非常に喜ばしく思います。FG25 SoCを搭載することでスマートシティに最適なものとし、街灯、カメラ、気象台、スマートメーター、送電システムなどへの応用等様々な都市サービス間でデータを共有・最適化して、効率の大幅な改善とコスト削減が可能になります」

詳しくは、お客様事例紹介のページをご覧ください。
https://www.silabs.com/applications/case-studies/nagano-jrc-uses-fg25-sub-ghz-soc-for-secure-smart-meters

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長野日本無線株式会社について
長野日本無線株式会社は、公共インフラ、航空宇宙・レーダ、情報通信・メカトロニクス、
車載用電子部品の事業分野で積極的に事業を展開している技術開発型企業です。
事業活動を通じて安全・安心な社会づくりに貢献できるよう、日々技術革新に尽力しております。
また、すべてのお客様にご満足いただける製品を提供するとともに地球環境保全に貢献すべく、早期から品質マネジメントシステムの国際規格ISO9001、環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001等を取得するなど、人にも環境にも配慮した“地球にやさしい企業”として、企業価値の向上に努めています。
詳細はhttp://www.njrc.jp/をご参照ください。

シリコン・ラボラトリーズ有限会社について
シリコン・ラボ(Silicon Labs、NASDAQ: SLAB)は、よりコネクテッドな世界のために安全かつインテリジェントなワイヤレス技術を提供するリーダーです。当社は、統合型ハードウェアとソフトウェア・プラットフォーム、直感的な開発ツール、比類のないエコシステム、堅牢なサポートにより、高度な産業、商業、家庭、およびライフ・アプリケーションの構築において理想的で長期的なパートナーとなることができます。当社は、開発者が製品ライフサイクルを通じて複雑なワイヤレスの課題を解決し、業界を変革し、経済成長と生活改善を実現するための革新的なソリューションで、市場への迅速な投入の簡素化を容易にします。詳細はwww.Silabs.comをご参照ください。

【お客様お問合せ先】
シリコン・ラボラトリーズ有限会社
https://jp.silabs.com/about-us/contact-us

長野日本無線株式会社
ICT営業部情報通信営業G
Tel:03-3228-3313
Email: njrc_ict-sales_infocomm_all@group.jrc.co.jp

【報道関係者お問合せ先】
シリコン・ラボラトリーズ 広報事務局
Tel: 03-4405-9537
Email: siliconLab-pr@next-pr.co.jp

長野日本無線株式会社
ICT営業部情報通信営業G
Tel:03-3228-3313
Email: njrc_ict-sales_infocomm_all@group.jrc.co.jp

Silicon Laboratories, Silicon Labs, S ロゴ, Silicon Laboratories ロゴ, Silicon Labs ロゴは、Silicon Laboratories Inc.の商品名は商標である可能性があり、各所有者にその権利が帰属します。

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配信元企業:シリコン・ラボラトリーズ有限会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 シリコン・ラボ製「FG25 Sub-GHz 帯SoC」を搭載し、「Wi-SUN FAN1.1」に準拠した無線認証機器を長野日本無線が開発