シンガポール, ハノイ, ベトナム, マニラ, フィリピン, 2023年2月16日 /PRNewswire/ -- シンガポールの独立系発電事業者(Independent Power Producer, 英文略称IPP)プラットフォーム企業であるアテイン(athein

)は、東南アジアの企業4社によって設立されたばかりのジョイントベンチャーです。同社は オーストラリア、インド、フィリピン、ベトナムの太陽光発電および風力発電のパイプラインに資金供給するため、今後3年間で10億ドルを調達するという野心的な目標を掲げており、現在、運用中の資産と開発中のプロジェクトは2GWpに達しています。

「私たちは自然エネルギーの黄金時代を生きています。 クリーンエネルギーへの補助金制度の薄れや、インフレーション率、通貨の変動、サプライチェーンや物流のボトルネックといった現在の経済の混乱にもかかわらず、2023年はグリーン電力への資本投入が再び記録的な年になるでしょう。」 atheinの共同創業者兼CEOであるMilan Koev氏は、このように述べました。

高いインフレ率の最初の犠牲となるのは通常、非常に基本的なユーティリティである電気です。 2023年、アジア太平洋地域の主要国において、電力コストは前年比約25%増となることが予想されます。 液化天然ガス価格は2019年の2.5倍、石炭価格は4倍となっています。

atheinの共同創業者兼CCOであるEdmund Yen氏は、次のように述べています。「ベトナムのEVNが小売価格を20%近く引き上げると発表したことをはじめ、フィリピンやオーストラリアの一部の卸売市場価格がそれぞれ1kWhあたり8PHP、0.20AUDという月平均レベルに達し、インドでも上昇傾向にあることから、我々は電力危機に向かっていると言えます。 この危機は、企業や家庭が代替案を切実に必要とするものです。」

「その結果、この地域の自然エネルギーの LCOE(発電量あたりのコスト)は、2022 年にはエンドユーザーの平均料金よりも、平均で 46%低くなります。」atheinの共同設立者でベトナム部門責任者の Dzung Nguyen氏は結論付けています。

さらに、RE100の最初のマイルストーンである2025年まであと20カ月です。この年は、約300の大規模多国籍コングロマリットがネットゼロを達成する期限となっています。 ウッド・マッケンシー(Wood Mackensey)は、今後3年間のアジア太平洋地域における二国間での再生可能エネルギー電力購入契約の年平均成長率が、120%以上になると予測しています。 これは56GWp相当のPPA(電力販売契約)に相当します。 一方、電力需要は、S&Pグローバル(S&P Global )が今後10年間のCAGR(年平均成長率)を4.5%と予測しているように、アジア太平洋全域で景気後退前の水準に徐々に回復しています。 国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)以降、アジア諸国の政府が2035年までに平均62%の再生可能エネルギー目標を掲げていることもあり、今後10年間で、太陽光と風力の新規導入量は1000GWp以上に達することが予想されています。

atheinホールディングについて

アテイン(athein)は、ATAD鋼構造株式会社(ATAD Steel Structure Corporation)、ヘキサゴン・ホールディングス(Hexagon Holdings)、Inpos、Invenicらによるジョイントベンチャー・パートナーシップです。このプラットフォーム企業は、同社の顧客である多国籍な製造業がネットゼロ目標の達成に貢献することを約束し、2026年までに1GWp、2030年までに5GWpの再生可能な資産の運用を計画しています。



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情報提供元: Dream News
記事名:「 シンガポールの再生可能エネルギー・ジョイントベンチャープラットフォーム「athein」が太陽光と風力発電に10億ドルの資金調達を決定