◆この寄付活動の特徴 同園では、平成28年の熊本地震、平成30年の北海道胆振東部地震の際には、園児らが主体となり各家庭にある商品からベルマークを見つけだし、園で集めてそれぞれの地域の小学校に寄付した経験があります。たとえ小さな手でも、自分自身の手を動かして困っている人のお手伝いをする「CHES Little Hands Project」の経験を積み重ねています。同じ寄付活動をするにしても、保護者から直接お金を預かりそのまま寄付するよりは、園児らが主体となり活動することで、園児らの心に残る思いが強くなると考えています。
◆初めての海外への寄付は、従来の日本国内への寄付とは勝手がちがいました。 しかし海外へはベルマークを送付することができません。そこでまず、海外の文化を学ぶ授業の一環としてウクライナについて調べました。ウクライナではひまわり栽培が盛んだと知り、ひまわりを栽培。チャリティバザーを開催し育てた苗を販売する「Little Hands Project for Ukraine」と名付けた活動を始めました。 植物を学ぶ授業時間では、種から苗をどのように育てていくのか、絶えず水やりも必要だと学び、1歳半から就学前の全園児の当番表を作成。チャリティバザー開催までの2か月間、苗の世話を続けました。 園児らが苗を育てている様子をみた近隣住人らも、活動の趣旨に賛同し、マリーゴールド、大葉やクリスマスローズなどの苗を持ち寄り、日を追うごとに多くの苗が集まってきました。