6月2日、日本の伝統芸術いけばなと現代アートの融合を表現したパフォーマンスをバチカンのカンチェッレリア宮殿内の大広間にて行いました。今回の公演の舞台美術では、小原流会員から集めた使われなくなった帯を使用し、またサステナビリティを表現するとともに、日本の服飾文化の象徴である着物を国と国を「結ぶ」象徴として使用しました。

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今回のイベントでは、イタリアの花材を用いて、帯でデザインしたパーツとともにこの大広間にいけばなインスタレーションを制作しました。イベントの衣装は、齋藤ヒロスミ氏がデザインし、パフォーマーの衣装にも帯が使用されています。五世家元の衣装には四世家元の着物を使用しています。
イベント当日は、100名以上の方が来場し、在バチカン日本大使館の岡田誠司大使と教皇庁文化評議会次長のタイ・ポール・デスモント師よりスピーチが行われました。パフォーマンスでは、五世家元と齋藤ヒロスミ氏によるインスタレーション制作後に、Seishiro氏のコンテンポラリーダンスが披露されました。

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本イベントのDVDを販売予定としていますので、いけばなインスタレーションとカンチェッレリア宮殿大広間のルネッサンス様式の装飾とのコラボレーションをぜひ映像でご覧ください。

■公演概要
日時:2022年6月2日(木) 17時より実施いたしました。
開催場所:カンチェッレリア宮殿大広間 (イタリア ローマ市内)
共催:在バチカン日本大使館、一般財団法人小原流
協賛:菊正宗酒造株式会社、 株式会社ピクス
その他:文化芸術復興創造基金助成事業

■財団概要
一般財団法人小原流
理事長 小原規容子
〒107-8607 東京都港区南青山5-7-17 (https://www.ohararyu.or.jp/




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<カンチェッレリア宮殿について>
カンチェッレリア宮殿は15世紀~16世紀に枢機卿ラファエーレ・リアーリオのために建てられた、ルネッサンス様式による宮殿です。ナポレオンの宮廷や教皇庁事務局(カンチェッレリア)が置かれたことが名称の由来になっています。内部はヴァザーリが壁画を描いたとされる100日の間を始め、過去の教皇たちによる贅を尽くした作りになっています。通常は見学する事ができません。

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<いけばな小原流について>
いけばなの歴史は室町時代に華道池坊が成立した頃まで遡りますが、小原流が誕生したのは明治時代、「たった」百数十年前のことです。しかし400以上あるといういけばなの流派の中でも、小原流は池坊、草月流と並び、いけばな三大流派の一つとして知られるほど、大きな流派となりました。盛花(もりばな)の創始により、小原流は広く大衆に支持を受けるようになり、その後もいけばなの集団授業や女性への教授職の開放をいち早く始めるなど、その時代に合った感覚を取り入れて発展してきました。現在は国内に146支部、海外に91支部があります。

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配信元企業:一般財団法人小原流
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情報提供元: Dream News
記事名:「 ≪日本×バチカン国交樹立80周年イベント≫ バチカンのカンチェッレリア宮殿内で 国内アーティストと共に「結ぶ」をテーマにした アート作品を制作しました