IIoT(Industrial Internet of Things)の次世代の基盤となる統合ネットワークインフラにおいて、従来のイーサネットを更に拡張できるTSN技術が具体化してきています。TSN技術は標準のイーサネットネットワーク上で定時性を有したリアルタイムでのメッセージングを可能にする技術で、複数の国際標準規格で構成されています。TSNを実装するすべてのデバイスは、クロックを相互に同期し、共通の時間基準を使用することで、産業用制御アプリケーションのリアルタイム通信をサポートします。三菱電機では、いち早くTSN技術を活用したオープン統合ネットワーク「CC-Link IE TSN」規格を推進しており、スマート工場をはじめとする産業現場にTSN技術に対応した製品を供給してきました。
このたびMoxaが三菱電機に供給を始めたTSN-G5008シリーズは、8個のギガビットイーサネットポートと最大2個の光ファイバポートを備えたフルギガビット設計の産業用TSNスイッチです。本スイッチは、既存ネットワークのギガビット速度へのアップグレード、高帯域幅アプリケーションに向けた新しいフルギガビットバックボーンの構築に適しています。本製品は1マイクロ秒レベルの時刻同期に対応し、CC-Link IE TSN Class B認証を取得しているためCC-Link IE TSNを活用するシステム環境にスムーズな導入が可能です。
Moxaについて Moxaは、産業用IoT(Industrial Internet of Things, IIoT)を実現可能にするエッジコネクティビティ、産業用コンピューティング、ネットワーク・インフラ・ソリューションのリーディングプロバイダです。業界における30年以上の経験から、全世界中にて6,500万以上ものデバイスを接続し、80ヶ国以上のお客様へのサービスネットワークを持ちます。産業用通信インフラに信頼性の高いネットワークと誠実なサービスを提供することで持続的なビジネス価値をお届けします。Moxa製品に関する情報は、Moxa企業サイト(https://www.moxa.com/jp/)をご参照ください。