株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、フェムケア・フェムテック(消費財・サービス)市場のアイテム・サービスの認知度や購入・利用状況、女性特有の健康の悩み・不調への対処方法等について消費者アンケート調査を実施いたしました。ここでは、各アイテム・サービスへの認知度や購入・利用状況について公表いたします。

1.調査結果概要

2021年9月に全国の20代~60代の女性10252名に対して、フェムケア・フェムテック(消費財・サービス)市場に関するアンケート調査を実施した。
各アイテム・サービスについて知っているか尋ねたところ、「吸水ショーツ」(48.0%)、「布ナプキン」(47.9%)、「生理管理アプリ」(40.0%)など生理(月経)系アイテム・サービスの回答率が高い結果となった。
「吸水ショーツ」は、今回調査対象とした各分野のフェムケア&フェムテックアイテムのうち、最も高い比率となり、注目度の高さが伺える結果となった。ただ、「吸水ショーツ」について購入したことがあるかを尋ねると17.6%にとどまり、認知度との差があることがわかった。

また、「月経カップ/ディスク」は「吸水ショーツ」とともにフェムテック、フェムケアのポップアップやメディアで取り上げられることが多い。今回の調査結果を比較してみると、「月経カップ/ディスク」の認知度は33.5%と「吸水ショーツ」よりも低くなったものの、全体での認知度では上位に入り、関心は高いものとみられる。しかし、購入率を見ると、「月経カップ/ディスク」は3.2%と非常に低い結果になり、認知度は高いものの、まだ購入には至っていない状況が明らかになった。

「吸水ショーツ」および「月経カップ/ディスク」の「購入・利用経験ないが、購入・利用意向あり」と答えた人は、「吸水ショーツ」が18.5%、「月経カップ/ディスク」が14.3%となり、これまで購入に至っていなかった人も様子見をする中で、今後、何らかのきっかけで購入する可能性は十分あると考えられる。

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2.注目トピック~更年期ケアアイテム・サービス分野への関心が最も高い

すでに認知している各アイテム・サービスについて「購入・利用経験ないが、購入・利用意向あり」と回答した比率をみると、更年期ケア系やウィメンズヘルスケア系分野への関心がより高い結果となった。

特に更年期ケアアイテム・サービスについては、「購入・利用経験ないが、購入・利用意向あり」と答えた人の比率が、どのアイテム・サービスにおいても20~30%以上となっており、他の分野に比べて、こうしたアイテムやサービスを使って自分をケアすることへの関心が高いという調査結果となった。

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調査要綱
1.調査期間: 2021年9月
2.調査対象: 全国の20代から60代の女性10,252人
3.調査方法: インターネットモニターを対象としたアンケート調査
4.発刊日:2021年10月07日

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情報提供元: Dream News
記事名:「 【矢野経済研究所プレスリリース】フェムケア&フェムテック(消費財・サービス)市場に関する消費者アンケート調査を実施(2021年)~20代から60代の女性10,252人の吸水ショーツの認知度は48%~