株式会社パテント・リザルトは8月2日、「電気機器業界」を対象に、2020年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された特許件数を企業別に集計した「電気機器業界 他社牽制力ランキング2020」をまとめました。この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。

集計の結果、2020年に最も引用された企業は、1位 パナソニック、2位 東芝、3位 三菱電機となりました。



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1位 パナソニックの最も引用された特許は「半導体発光素子の製造方法および光源装置」に関する技術で、ディスコの「発光ダイオードチップの製造方法」など計30件の審査過程で引用されています。このほか「高密度実装用基板の判定方法と実装方法」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、大一商会の「遊技興趣の低下を抑制することができる遊技機」など計12件の拒絶理由として引用されています。
2020年に、パナソニックの特許により影響を受けた件数が最も多い企業は三菱電機(545件)、次いでキヤノン(218件)、シャープ(203件)となっています。

2位 東芝の最も引用された特許は「投影した画像の形状の歪みを抑え、また適正な大きさの画像を投影できる画像処理装置」に関する技術で、ユニバーサルエンターテインメントの計12件の審査過程で引用されています。このほかには「発光効率が高く、発熱が低減された半導体発光素子」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、ディスコの計8件の拒絶理由として引用されています。
2020年に、東芝の特許により影響を受けた件数が最も多い企業は三菱電機(202件)、次いでパナソニック(162件)、キヤノン(139件)となっています。

3位 三菱電機の最も引用された特許は「小形軽量に構成でき、台車が不要で、使用上の便利さを向上した移動式空気調和装置」に関する技術で、ダイキン工業の「メンテナンスが容易な屋外空気調和装置」関連特許など計8件の審査過程において拒絶理由として引用されています。
2020年に、三菱電機の特許により影響を受けた件数が最も多い企業はパナソニック(327件)、次いでダイキン工業(176件)、東芝(165件)となっています。

4位 日立製作所は「映像、音声などのデジタル情報を媒体へ記録することに関し、制限を与えた情報受信装置」、5位 ソニーグループは「半導体イメージセンサ・モジュール及びその製造方法」が、最も引用された特許として挙げられます。

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■ランキングの集計対象
日本特許庁に特許出願され、2020年12月までに公開されたすべての特許のうち、2020年1月から12月末までの期間に拒絶理由(拒絶理由通知または拒絶査定)として引用された特許を抽出。
本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2021年5月1日の時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる可能性があります。
業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。

■電気機器業界 他社牽制力ランキング2020 データ販売
納品物:以下のデータを収納したCD-ROM
1)ランキングトップ50社
 電気機器業界の被引用件数上位50社のランキング
2)被引用件数上位100件のリスト
 電気機器業界の被引用件数上位100件及び引用先の特許との対応を掲載
価格:50,000円(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
https://www.patentresult.co.jp/news/2021/08/fcitele.html

■本件に関するお問い合せ先
株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
 Tel:03-5802-6580
 Fax:03-5802-8271
 ホームページURL https://www.patentresult.co.jp/

■会社概要
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒113-0033 東京都文京区本郷2-15-13 お茶の水ウイングビル5階



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情報提供元: Dream News
記事名:「 【電気機器】他社牽制力ランキング2020 トップ3はパナソニック、東芝、三菱電機