Bluetooth(R)技術を管理する業界団体である Bluetooth Special Interest Group(本部:米国ワシントン州カークランド、以下、Bluetooth SIG)は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、Bluetoothデバイスの年間出荷台数の伸びが1年後ろ倒しとなった一方で、ウェアラブルデバイスや位置情報システムなどの一部市場では大幅な成長が見込まれていることを本日発表しました。Bluetooth SIGは、この度公開した2021年版Bluetooth市場動向の調査で、昨年40億台だったBluetooth対応デバイスの年間出荷台数が2025年までに60億台に到達する見込みと予測しています。
Bluetooth SIGのCEOであるマーク・パウエルは次のように述べています。「2020年に世界が直面した難題に対するBluetoothのメンバーコミュニティの見事な対応を誇りに思います。メンバー企業は日夜、革新的なソリューションを開発、提供することでパンデミックへの対応を支援してきました。苦境に立ち向かうためにイノベーターが集結し、『より安全で、よりコネクテッドな世界』を目指し技術革新を続けています」。
LE Audioが大きな需要とユースケースを牽引 LE Audioの仕様は2021年に完成予定となっており、Bluetoothのエコシステムをさらに強化すると考えられています。Bluetoothイヤホンおよびスピーカーの需要は高まり、2021年から2025年にかけての年間出荷台数は1.5倍に増加すると予測されています。現在、世界でおよそ5億人が聴覚に問題を抱えています。Bluetooth(R)Audio Sharingは、そのような方達にモダンで高品質かつ低コストのALS(補助的なリスニングシステム)を提供し、アクセシビリティの向上に貢献していきます。